すっきり、さっぱりの夏野菜のピクルス【川﨑泰代の美筋食 第12回】

「走るフードコーディネーター」川﨑泰代さんに体づくり、健康づくりのための食事と栄養について教わる連載。第12回は<お酢編>の最終回。お酢を使った簡単料理を紹介します。

厳しい残暑に負けないためのおすすめ料理

最近の日本人は世界的に見ても食塩の摂取量が多いといわれています。醤油や味噌を使った料理が多いので、1日11g摂取しているというデータもあります。目標値は成人男性であれは1日9g未満、女性なら7.5g未満といわれています。

ただ、単純に減塩すると味が薄まってお料理が物足りなくなりますよね。ここでお酢の登場です。お塩の代わりにお酢を使ってみてください。お酢には料理全体の味を上手に引き立たせる働きもあるので、ストレスなく減塩できると思いますよ。

例えば冷ややっこにかけるお醤油を、酢醤油に替えてみてください。同じ大さじ1杯をかけるとしても、味付けの満足度はそのままに減塩できます。サラダにかけるドレッシングを、醤油ベースからバルサミコ酢ベースに替えるというのもアリです。

まだ残暑が厳しい日々です。疲労回復は重要なキーワードになります。おすすめの料理は「酢豚」です。豚肉は疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富です。中華なので黒酢を使ってもらえば、抗酸化作用もあります。あとは色の鮮やかな野菜を使うことによってビタミン類も摂れるので、疲労回復には最適なメニューです。

もしカロリーを抑えたいなら、「骨付き肉のさっぱり煮」がいいでしょう。鶏肉の手羽元を砂糖、お酢、醤油で煮るお料理です。ゆで卵やブロッコリーを入れるのが定番ですが、季節の野菜を使ってもOK。ニンジン、ジャガイモ、カボチャなどの根菜類との相性は抜群です。

逆に冷たいものがよければ、魚介類のマリネや野菜のマリネ、ピクルスもいいですね。ピクルスは簡単で作り置きもできるので、ここにレシピを掲載します。お酢や砂糖の量はお好みの味で調節してください。

夏野菜ピクルス

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材料(作りやすい分量)
パプリカ(赤・黄)……各1/2個
キュウリ……1本
セロリ……1/2本
ミョウガ……3個
A(酢……1/2カップ、水……1カップ、砂糖……40g、塩……小さじ1 
※下記はお好みで 赤唐辛子……1本、ローリエ……1枚、黒コショウ(粒)……15粒)

作り方
パプリカとキュウリは食べやすい大きさに切る。セロリはすじを取って4㎝長さに切り、ミョウガは半分に切る
鍋にAを入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止める
②の粗熱が取れたら、煮沸消毒した保存容器に①と②を入れる。ふたをして冷蔵庫で一晩おく ※すっぱいのが苦手な場合は、Aの酢を1/4~1/2カップの量で調節するとよい

 
構成/松川亜樹子


川﨑泰代(かわさき・やすよ)
フードコーディネーター。アスリートフードマイスター。食育インストラクター。IHクッキングクリエーター。小学生のころよりバレーボールを始め、以来スポーツが生活に欠かせないものとなる。「走るフードコーディネーター」として、自らもフルマラソンに挑戦するなどアスリートとしての顔も持つ。自身の経験から「強い体と心は『食事』で作られる」と言うコンセプトのもと、一般アスリートからトッププロまで幅広く食事を指導。現在はサッカーJリーグU-18育成選手の食事指導にもあたっている。テレビ、ラジオ、雑誌などメディアでも活動している。
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