アミノ酸ってそもそも何?【アミノ酸の疑問解消vol.1】

© marilyn barbone – Fotolia

誰でも分かるジャガーさんのアミノ酸講座

2016年日本ボディビル選手権5位入賞、2015年日本クラス別65㎏級優勝など、ボディビルで華々しい成績を残している佐藤貴規さんは、ゴールドジムのサプリメント開発にも携わっています。前回は「プロテイン」についてお聞きしましたが、今回はステップアップして「アミノ酸」についてお聞きします。

Q.アミノ酸って、そもそも何ですか?

「アミノ酸」というのは、じつはタンパク質そのものです。どういうことかと言うと、タンパク質というのはアミノ酸の集合体なんですね。つまり、アミノ酸が集まってタンパク質になっているということです。アミノ酸というと、ちょっと難しそうに聞こえますが「=タンパク質」と捉えてもらうとわかりやすいでしょう。

そんなアミノ酸ですが、大きく3つに分類することができます。まず体で合成できない「必須アミノ酸」、体で合成できる「非必須アミノ酸」、そして体を構成していない「遊離アミノ酸」です。このうち体づくりで重要なのが必須アミノ酸と非必須アミノ酸です。必須アミノ酸は体内で合成できないので、外から栄養として摂取する必要があります。

より細かくアミノ酸を見ていくと、体を構成しているアミノ酸は全部で20種類あります。それぞれ効果・効能が違います。アミノ酸というと万能的なモノと思われている方も多いですが、それは何十種類もあるアミノ酸トータルでの効果となります。できれば効果・効能を理解して、目的に合ったアミノ酸を摂ってもらうことが大事です。

Q.初心者におすすめのアミノ酸はあるの?

体づくりに特化して考えると、BCAAと呼ばれるアミノ酸がおすすめです。BCAAには「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」という3種類のアミノ酸の総称になります。この3種類は必須アミノ酸であるため積極的な摂取が必要で、やはり体の材料となるアミノ酸です。なかでもロイシンには筋肉の合成を高めるという働きがあり、適切な摂取を行えば体づくりに対してプラスの効果を期待できます。

またBCAA全体では集中力を高める作用があります。少し詳しく説明すると中枢系の疲労に関わる部分の成分になるため、ちゃんと補給しておくとトレーニング中の集中力を切らしにくくなります

さらにBCAA自体がエネルギー源になりやすい特徴を持っているんですね。エネルギーというと糖質をイメージされると思いますが、運動によって糖質が不足してしまうとトレーニングのパフォーマンスが落ちてしまいます。しかしBCAAがエネルギーにかわることでパフォーマンスを維持しやすくなるんです。私が開発に関わるゴールドジムのサプリメントでもBCAAをラインナップとしてそろえています。おすすめですよ!
(この項続く)

佐藤貴規(さとう・たかのり)
1979年生まれ。株式会社THINKフィットネスにてプロテインやサプリメントの開発を担当。フィットネスプロダクツ事業部GGPグループ主任。現役ボディビルダーとしても活躍し、2007年~08年東アジア選手権65㎏級優勝。12年東京選手権優勝、日本クラス別70kg級優勝、全日本選手権7位。13、14年日本クラス別75kg級優勝。16年全日本選手権5位。

 
 
インタビュアー・立華徳之真(たちばなのりのしん)
パフォーマー。陸上競技・体操・バスケットボール・フィットネス・トレーニング・ジュニアスポーツ・体育施設運営管理・サプリメント・スポーツボランティアなどのスポーツ専門資格を所持。また柔道整復師・美容師・登録販売者・診療情報管理士として美容健康領域および出版・イベント・教育・ITなどの実務をこなす。パフォーマーとしては殺陣やアクション、神経系コーディネーションや能力開発など様々な分野で活動しているハイブリッド。AVEX Entertainment