コンテストシーズン、いよいよクライマックスへ【マッチョ編集長のマッチョコラム第21回】

5月に開幕したコンテストシーズンが、いよいよクライマックスを迎えようとしている。あす2017年10月9日、メルパルク東京ホールにて開催されるボディビル日本選手権、通称「ミスター日本」。これは、その名の通りボディビルの日本ナンバーワンを決める大会であり、2010年以降は絶対王者・鈴木雅が連続制覇。今年は8連覇への期待がかかる。同日には高校生選手権も開催。こちらにはVITUP!でも取材したスーパー高校生・相澤隼人が出場する。

ボディビルという競技の特徴として、「順位が大きくは入れ変わらない」「逆転勝ちが起こらない」というものがある。体づくりは、とにかく時間がかかる作業。初心者はべつとして、短期間で劇的に何かが変わるということは基本的にはありえない。体の隅々まで鍛えまくっているトップビルダーになればなるほど、自分のなかに残された伸びしろを探していくのが困難となる。

また、ボディビルは長年に渡って積み上げてきたものがモノを言う競技。針の穴に糸を通すかのような繊細なコンディション調整で筋肉の張りや皮膚感、血管の浮き具合が数時間で変化することはあるものの、予選で10位くらいだった選手が決勝で3位以内に入るといった事態は、まず起こらない。
なのでニューカマーがファイナリストと呼ばれるトップ12人の枠に入るのは至難の業。ランキングの小さな変動はあるものの、毎年、上位陣の顔ぶれはほぼ固定されているのが実情だ。

ところが、今年は大きな動きが起こりそうなのである。まず注目なのは圧倒的な筋肉量で今年の東京選手権や日本クラス別選手権などを制した横川尚隆。彼はボディビル業界全体に「久々にすごい選手が現れた!」といった印象を抱かせた、23歳の若手ビルダー。日本選手権には初参加ながら、大きな風穴を開ける可能性を秘めている。
また昨年はケガで欠場した合戸孝二が復帰。合戸は過去4度も優勝している大ベテラン。おそらくはトップ3争いに絡んでいくであろう。

新たな選手が12人の枠のなかに進出してくれば、ほかの誰かが12人の枠から外れてしまうことになる。VITUP!で連載を持つ“バズーカ”岡田隆もファイナル進出を目指して参戦。過酷な“筋肉イス取りゲーム” 。本年度のミスター日本は例年以上に見どころの多い大会となりそうだ。