トレーニングは人生の必需品【髙田一也のマッスルラウンジ 第3回】

タレントや会社経営者など多くのクライアントを指導してきたパーソナルトレーナー、髙田一也が「仕事」と「トレーニング」、「社会」と「トレーニング」の正しい関係性を探るこの連載。今回は人生におけるトレーニングの意味について考える。

 

生活にトレーニングをプラスしてもらいたい

かつての僕は痩せていて、いつも病気がちで、自分でも長生きはできないだろうなと思っていました。トレーニングはおろか、運動すらやったことがないような状態でした。

僕は今年で47歳になります。25歳のときに初めてトレーニングというものに出会って以降、体調は年を追うごとによくなってきています。「若いころは調子がよかった」「もっと元気があった」ではないんです。今が一番、体調がいいのです。日々、自分自身を更新できているような感覚があります。

生活にトレーニングをプラスすることによって、どれだけ人生が豊かになるか。僕はそのことを身をもって体験しています。心の底から、トレーニングはすばらしいものだと思っています。

つねに本気で「トレーニングはいいものなんだ」と思っていないと、また生活のすべてをトレーナーの仕事に注ぐくらいの気持ちでいないと、クライアントさんに対して生活にトレーニングを加えることで人生がよくなるということが示せないと思います。

人生にプラスの作用をもたらすものは、トレーニング以外にもあります。でも、クライアントさんは、そのなかからトレーニングを選んでいただいて、実際にやってみたいと思ってくれたんです。

指導中にガッカリされるようなことがあると、それはトレーニングのよさを伝えきれなかったことになります。人生にプラスをもたらすチャンスを奪ってしまったといってもいいでしょう。トレーナーは、そのくらいの責任感は持たなければいけません。

「食事」「睡眠」「トレーニング」は人生においての必需品だと、僕は考えます。「必需品」なので、それは「いい」「悪い」のみで語るものではなく、本当はやらなければいけないものなんです。

でも、食事をとらなかったら自然とお腹がすき、睡眠をとらなかったら自然と眠くなりますが、トレーニングは今すぐに始めなくても、大きな影響はありません。
ですが、長期的な視野に立てば、将来の自分にマイナスとなって返ってきます。それは現在の日本が抱えている高齢化の問題にもつながってきます。

トレーニングをして、適切な食事をすれば、健康面にも精神的にもプラスに働きます。トレーニングを行うことでマイナスになることは何もありません。次回はその具体例を紹介します。

高田一也(たかだ・かずや)
1970年、東京都出身。新宿御苑のパーソナルトレーニングジム「TREGIS(トレジス)」代表。華奢な体を改善するため、1995年よりウエイトトレーニングを開始。2003年からはパーソナルトレーナーとしての活動をスタートさせ、同時にボディビル大会にも出場。3度の優勝を果たす。09年以降はパーソナルトレーナーとしての活動に専念し、11年に「TREGIS」を設立。自らのカラダを磨き上げてきた経験とノウハウを活かし、これまでに多数のタレントやモデル、ダンサー、医師、薬剤師、格闘家、エアロインストラクター、会社経営者など1000名超を指導。その確かな指導法は雑誌やテレビなどのメディアにも取り上げられる。
TREGIS 公式HP