パートナーストレッチにはどんなよさがありますか?【長畑芳仁のストレッチの教科書 第18回】

1人で行うストレッチよりも、リラックス効果は大きいです

パートナーストレッチは相手に体を預ける、他動的なストレッチです。パートナーが上手であることが条件ですが、1人で行うストレッチよりも、リラックス効果はより大きいです。1人では伸ばすのが難しい個所を伸ばせる可能性もあります。

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特に腸腰筋や大腿四頭筋。これらは自分自身で動きをコントロールすることが難しい部位であるため、パートナーストレッチのメリットを得られやすい箇所と言えます。また、梨状筋や縫工筋、大腿筋膜張筋などの下半身のインナーマッスルも、パートナーの補助を得ることで、より伸ばしやすくなるはずです。

逆に、肩周りの筋肉はパートナーストレッチでは伸ばしづらい箇所と言えます。肩関節は複雑な動きをする関節であるからです。首周りもデリケートな箇所であるため、パートナーストレッチを行う際には注意が必要です。

注意点としては、常に相手のリスクを管理すること。どこまで伸ばせるか、呼吸をしているか、気持ちよく感じられているかをしっかりと確認していきます。無理に強く押して伸ばすようなことは絶対に避けなくてはなりません。

また、起こり得るリスクは事前に確認することも大切です。まずカウンセリングを行って、相手の状況をちゃんと把握しましょう。

長畑芳仁(ながはた・よしひと)
1960年、大阪府出身。 特定非営利活動法人日本ストレッチング協会理事長。日本体育協会認定アスレティックトレーナー。 帝京大学講師。早稲田大学教育学部卒業、順天堂大学大学院体力学専攻修了。 2001年「すとれっち塾戸田公園店」開設。専門分野はアスレティックトレーニング、スポーツ科学、アスレティックリハビリテーション。リコーラグビー部など、多数の社会人・大学チームのストレングスコーチ、および日本代表ボートチームのフィジカルサポートなどを務める。「ストレッチまるわかり大事典」(ベースボール・マガジン社)「アクティブBODYストレッチ」(日東書院)など著書多数。
日本ストレッチング協会HP