疲労回復・夏バテにも効く! お酢の効能【川﨑泰代の美筋食 第9回】

「走るフードコーディネーター」川﨑泰代さんに体づくり、健康づくりのための食事と栄養について教わる連載。第9回は夏バテにも効果の高いお酢について解説します。

健康効果の高い調味料「お酢」

お酢は疲労回復、食欲増進、抗酸化作用など、とても健康効果の高い調味料です。毎日大さじ1杯のお酢を摂取することで血中中性脂肪や内臓脂肪が減少したというデータもありますし、毎食同量(1日大さじ3杯)のお酢を摂取すれば食後の血糖値の上昇を抑える働きもあるといわれています。

お酢の主成分は「酢酸」です。この酢酸が体内で分解されると「クエン酸」になります。

たくさんの種類がありますが、代表的なのは穀物酢、米酢、黒酢、果実酢の4種類です。穀物酢は小麦やトウモロコシなどからつくられています。一般的によく使われているお酢です。酢の物はもちろん、あらゆるお料理に使えます。米酢は米でできているのでクエン酸が豊富です。お寿司とか和風の料理に合いますね。黒酢は米を熟成させているので、米酢よりもアミノ酸が豊富です。香りは強めですが味はなめらか。そのままでも飲みやすいですし、中華料理との相性は抜群です。魚介類にも合います。

そしてワインビネガー。ワインが原料で、ポリフェノールが豊富です。酸味が強いですがワインの深みが特徴で、ドレッシングや野菜のマリネなど、洋食に使われます。同じく洋食と相性がいいのがバルサミコ酢。ブドウを3年から7年くらい熟成したものですね。ワインビネガーよりも酸味があり、より深みと甘みがあるのが特徴です。ブドウを熟成させているのでポリフェノールが豊富。バルサミコ酢はサラダにかけてもいいですし、火を通せばとろみがつくのでバニラアイスにかけてもおいしいですよ。

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リンゴ酢はカリウムが豊富です。他のお酢に比べて酸味が少なめなので、すごく爽やかで使いやすいと思います。牛乳や炭酸で割ってみるのもいいし、ドレッシングにしてもいいでしょう。

ちなみにカルシウムとお酢を同時に摂ると、カルシウムの吸収がよくなります。成長期のお子さんにもおすすめです。

構成/松川亜樹子


川﨑泰代(かわさき・やすよ)
フードコーディネーター。アスリートフードマイスター。食育インストラクター。IHクッキングクリエーター。小学生のころよりバレーボールを始め、以来スポーツが生活に欠かせないものとなる。「走るフードコーディネーター」として、自らもフルマラソンに挑戦するなどアスリートとしての顔も持つ。自身の経験から「強い体と心は『食事』で作られる」というコンセプトのもと、一般アスリートからトッププロまで幅広く食事を指導。現在はサッカーJリーグU-18育成選手の食事指導にもあたっている。テレビ、ラジオ、雑誌などメディアでも活動している。
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