秋から冬の乾燥に対応するには【川﨑泰代の美筋食 第16回】

「走るフードコーディネーター」川﨑泰代さんに体づくり、健康づくりのための食事と栄養について教わる連載。第16回は秋から冬に向かうこの季節に気を付けるべきことと、有効な飲み物をご紹介します。

体力の低下による「未病」にご用心

夏が終わり肌寒くなってくる季節。女性にとって、気になるのが「乾燥」ではないでしょうか。秋から冬にかけては空気が乾燥し、体調を崩したり、肌がカサカサになったりしがちです。ですが、「秋の乾燥」と「冬の乾燥」には、ちょっとした違いがあるのです。まずはその違いから説明していきます。

秋は夏の暑さや湿気からくるダメージを引きずっている状態にあります。夏にハードな運動をされた方は、秋に体力を落としてしまう人も多いです。「未病」という言葉を聞いたことがあるかと思います。病気はないのですが、なんとなく体調がすぐれない状態。その「未病」の一因は、夏の疲れを引きずっていることにあります。秋は、日常的に運動されている方にとっては体調を崩しやすい季節だといえます。

また、秋になると空気が乾燥し始めます。その一方で、まだ夏の湿気が残っている時期でもあります。寒くなったと思ったら、その翌日には気温と湿度が上昇するという日も少なくはありません。湿気に弱い胃腸などのトラブルが起こりやすくなります。湿度が一定しないところが、「冬の乾燥」と大きく異なる点です。

もちろん、乾燥にも注意しなければいけません。空気の乾燥に影響を受けやすいのは鼻や喉、肌など。女性には、少し冷たい風に当たっただけで肌がカサカサになってしまう人も多いです。運動してきれいなスタイルを保つのと同じくらい、肌にも気を使ったほうがいいでしょう。

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秋の乾燥で気をつけるべき点は、
・乾き始めた空気に注意
・夏バテを引きずらない体づくり
・免疫力のかなめとなる胃腸を丈夫にしておく

この3点になります。
まず、冬と比較すると、秋の乾燥自体は、それほど大したものではありません。ただ、これから冬場に入っていくので、夏の汗で奪われていた体の潤いをしっかりと補い、本格的な冬の乾燥に備える必要があります。
特に、風邪には要注意。風邪をひいてしまうと、トレーニングや運動自体ができなくなってしまいます。

喉にいいお茶を飲むのは、風邪を防ぐ上でも非常に有効な手段といえます。緑茶、カモミールティー、ミントティー、タンポポ茶などを適度に飲みながら、喉の潤いを補っていただければと思います。

また、肌にいい飲み物としては、シナモン豆乳がおすすめです。つくり方は、とっても簡単です。

シナモン豆乳
材料(1人分):豆乳(200ml)、シナモンパウダー(大さじ1)
 ①豆乳200mlをお鍋に入れ、温めます。
 ②温めた豆乳をカップに注ぎ、シナモンパウダーを入れる。
 ③黒糖を加えてもOK。
 ※アレンジメニューとして、シナモンパウダーの代わりにきな粉、黒すりごまを加えてもいいです。

肌のカサカサを予防する栄養素としてはビタミンA、亜鉛、などが重要になってきます。
次回はそういった栄養素を効率よく摂取するために具体的なメニューを紹介していきます。

構成/松川亜樹子


川﨑泰代(かわさき・やすよ)
フードコーディネーター。アスリートフードマイスター。食育インストラクター。IHクッキングクリエーター。小学生のころよりバレーボールを始め、以来スポーツが生活に欠かせないものとなる。「走るフードコーディネーター」として、自らもフルマラソンに挑戦するなどアスリートとしての顔も持つ。自身の経験から「強い体と心は『食事』で作られる」と言うコンセプトのもと、一般アスリートからトッププロまで幅広く食事を指導。現在はサッカーJリーグU-18育成選手の食事指導にもあたっている。テレビ、ラジオ、雑誌などメディアでも活動している。
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