【胸肉365 vol.134】胸肉、大根、じゃがいも、がんも、ちくわのおでん




ボディメイクに欠かせない鶏の胸肉を、おいしく簡単に味わえるレシピを毎日更新!
ふるさと生活・健美食研究家、やまなか順子‵の「胸肉365」。本日は胸肉を使ったおでんをご紹介。

まだまだ寒い冬。おでんで暖かく

「おでん」といえば「日本」冬の家庭料理の代名詞ではないでしょうか。ふるさとを感じる料理の一つですね。室町時代に「おでん」は豆腐に串を刺し味噌を塗る「豆腐田楽」でした。その名前の由来は平安時代にあった芸能田楽で農耕行事から生まれたもの。神事の芸能で竹馬のような物に乗り、曲にあわせて跳ねて見せる芸だったことからから「竹馬に乗った様子」を串に刺して似ていることから田楽と呼ばれるようになりました。
江戸時代に入って串刺しこんにゃくを煮込んだものがはじまりで、大根やはんぺんなども入るようになったと言います。おでん(御田)は日本料理の中でも煮物料理の一種で鍋料理にも分類されるそうです。


材料/ちくわ、昆布巻き、がんも、大根、じゃがいも
調味料/鰹節、昆布、醤油、酒、みりん、塩

①大根を5cmほど均等に切り皮をむく。お持ちのスライサーの幅に合わせ切り、皮をスライサーで切ると均等に皮を切ることができる

※大根は葉を切り、水につけておくと盛りつけのときの彩りとして利用できます

②真ん中に十時に包丁を入れておくとはやく浸みます

③灰汁をとりながら先に煮ておく

④じゃがいの皮をむく

※じゃがいもは半日見ずに漬けておくと、かたくずれしない

⑤大根が煮えたら、乾燥昆布2枚、醤油、塩、酒、みりんをお玉1ずつ入れて煮る

⑥すべての具材が煮えたら、熱々の鍋に胸肉を入れて、ジューシー胸肉をつくる時の様に火を止めて蓋をおろして中まで火を通す。胸肉が茹であがったら取り出し、火にかけて、スープの灰汁をとると完成
※冷蔵庫で冷やして、翌日温めると具材に味がしみ込みよりおいしくなります

【完成】

おでんに歴史ありです

ジューシー胸肉の作り方はこちら。

料理・撮影・スタイリング・文/やまなか順子‵

ふるさと生活・健美食研究家、133代奄美観光大使。奄美群島の100歳長寿の生き方や知恵、食文化、民俗学、シャーマニズムなどを17年間取材・撮影。その活動のなかで古来からの自然調味料、月の満ち欠けのリズムに合わせた食生活や旬食材の調理法を学ぶ。伝統文化を体感する島旅「あまなび」や「長寿の島のさしすせそ展」「島ちょく!」など、地域ブランディングプロデューサーとしても全国で講演活動、イベントを展開中。