どうせ腕時計を付けるなら運動量も測れるものを! MISFIT「PHASE」レビュー




健康的な毎日を送ろうと思ったら、1日の活動量(運動量)を多くするのが第一歩です。最近、流行りのスマートウォッチはスマートフォンと連携して着信やメールを通知してくれるだけでなく、1日の活動量なども記録してくれるものが多い。とはいえ、スマートウォッチの多くは重かったり、バッテリーの消費が早かったりして、実は活動量計向きではないと感じていました。

そこで気になっていたのがMISFITというブランドの「PHASE(フェイズ)」という製品。MISFITは元々、手首などに付ける活動量計を得意としていたブランドで、この「PHASE」は活動量計にシンプルなアナログ時計を付けたものと考えるとわかりやすいでしょう。活動量計は常に身に付けておくものだけに、できるだけ軽くてシンプル、付け心地の良いものがいいですが、そういう意味では「PHASE」は満点に近いできです。

一見するとシンプルなアナログ時計ですが、活動量計だけでなく、スマートウォッチとしての機能も備えています。スマートフォンの着信やメール、メッセージなどをバイブレーションと、シンプルな表示で通知してくれるのです。

6時の位置にある、青くなっている丸い部分がわかるでしょうか? この部分の色が変わって、電話なのかメールなのかを通知してくれるのです

肝心の活動量計としての機能ですが、データは基本的に接続したスマホアプリで記録されます。本体とBluetooth接続したスマートフォンで「MISFIT」というアプリを開くと、このように1日の記録を見ることが可能。

1日の活動量を目標値に応じてこんな感じでどれくらい達成しているか知らせてくれます
目標値は消費カロリーで設定が可能。達成するとこんなメッセージも表示

活動量の確認は基本的にスマホアプリで行うのですが、時計本体のボタンを押しても表示してくれます。

こんな感じで長針と短針が重なって、達成度を一周としてどのくらい動けているかを表示。さきほどの丸い部分は赤くなります

この「PHASE」のいいところは、疲労回復に重要な睡眠時間も記録してくれるところ。特別な操作は必要なく、装着したまま眠ればOK。1カ月ほど試してみましたが、記録はかなり正確です。しかも、睡眠中の動きを解析して、睡眠の深さまで記録できます。

装着したまま眠れば、睡眠時間も記録してくれます。
それも睡眠中の動き方を解析して深い睡眠か、浅い睡眠かも記録。スゴイですね。

活動的な1日を送るために必要な情報を自動で記録できるだけでなく、睡眠時間も管理できる。しかも、スマートウォッチの機能まで備えている「PHASE」。筆者は腕時計を付ける習慣がなかったのですが、これなら付けていてもいいなと思いました。装着感が良くて、付けていても気にならないのもポイントです。50m防水で、電池も4カ月〜6カ月持つというのもいいですね。

文/増谷茂樹