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カリスマ指導者対談「髙田さんを真似てるんですよ」(野村昇平①)【髙田一也のマッスルラウンジ 第24回】




髙田一也さんのカリスマ対談第3弾。今回のゲストは、大躍進をしているパーソナルトレーナーの野村昇平さんです。明るい笑顔とともに「すごい方々が登場されているのに、ホントに自分でもいいんですか?」と謙虚な姿勢に、野村さんのお人柄が表れていると実感。髙田さんのブレない考え方とともに、会話の中から野村さんの人気の秘密をぜひ感じ取ってください!

――お二人はどのようなご関係ですか?

髙田:出会ったのは、ボディビルの大会だったよね。もう10年くらい前になるかな?

野村:そのくらいですね。最初、大阪で行われたJPCの大会でお会いしたんです。それが初めて自分が出場したボディビルの大会でした。でも自分が出会う前から髙田さんは、もう有名なパーソナルトレーナーだったんです。
自分がトレーナーを始めたとき「自分の体をしっかり鍛えなきゃいけない」と思っていました。そこでトレーナーとして見本となるような体づくりをしようと考えたときに、目標になるような人を求めていたんですね。でも身長とか体格とか、同じような背格好ということを考えると中々いなくて……。そんなときに髙田さんを発見したんです。だから今、こうして髙田さんと話をしているのがすごく謎な展開でした。

髙田:ありがとうございます(笑)。

野村:自分の中で理想とするトレーナーさんはいろいろな分野でそれぞれ何人かいるんですけど、パーソナルトレーナーとしての理想が髙田さんで、当時から髙田さんのブログをよく読んでいました。でも、それまでは話したことはなく「めっちゃ高いところにいる人だな……」と思っているだけでした。
そう思っていたときに、髙田さんが新しくジムをオープンするということで登録トレーナーを募集されていたんです。そのとき自分は麻布十番で加圧トレーニング専門のジムで9年間、社員として働いていたんですね。髙田さんのジムに憧れもあったし、経験もしたいし、勉強もしなきゃいけないと思っていたときだったので問い合わせをしたんです。直接話すようになったのはその問い合わせがキッカケです。

髙田:野村くんが初めて出た大会のときに話しかけてもらって、そのときから好青年だと思っていました。体も大きくて人当たりもいいし、それでいて繊細な感じもあって、とても印象がよかったので連絡をもらったときはうれしかったです。
実は野村くんの面接は直接僕が立ちあえなかったのですが、気持ちのなかで採用は決まっていました(笑)。

野村:自分も麻布のジムで店長をやっていたので採用する側の立場も経験してきましたが、今は誰でもトレーナーになれるようになったじゃないですか。だから本気でトレーナーとして仕事をしていきたいのかわからないような志望者も増えましたよね。でも僕はトレーナーでがんばろうと思っていた。そのとき髙田さんは成功されていましたので、髙田さんの下で勉強するのが一番の近道だと思ったし、しかも仕事をしながら教えてもらえる。ステップアップをしたいと考えていたときに、半分契約社員で半分フリーで活動する場所を探していたというのもあって、絶好のタイミングでした。

髙田:それから野村くんの希望の曜日や時間帯に合わせて、指導してもらう形でスタートしたんですけど、クライアント様からは「トレーニングはキツい!」と言われていましたね。でも最初から評判もよくて即戦力になった。

野村:クレームが若干あったんですか(笑)⁉

髙田:それがクセになって「また野村さんでお願いします」というクライアント様もいらっしゃいましたので、指導力が高かったんだと思います。

――実際に髙田さんからどんなことを感じましたか?

野村:髙田さんのところに行くようになって感じたことは、トレーニングもそうですが、接客のうまさみたいなことを感じました。他のトレーナーさんが指導をしている現場を見る機会ってあまりないじゃないですか。それに見る機会があったとしても、変に思われちゃうかもしれないですし。だから髙田さんが指導をしているときのクライアント様との会話を聞いたりすることも、すごく勉強になっています。

髙田:そういった会話の部分は野村くんもしっかりしているよね?

野村:髙田さんを真似てるんですよ(笑)。髙田さんの凄いところは「そういう話までしちゃうの?」って踏み込み方です。普通に友達感覚みたいな面もあるんですけど、ちゃんと先生みたいな面もある。クライアント様との接し方が絶妙なんです。

髙田:当時の野村くんからは「トレーナーとして上がっていきたい」という気持ちを感じました。そして僕も野村くんから「いいパワーをもらえるんじゃないか?」って思ったんですが、一緒に仕事をして思った通りだったことを実感しました。

髙田一也(たかだ・かずや)
1970年、東京都出身。新宿御苑のパーソナルトレーニングジム「TREGIS(トレジス)」代表。華奢な体を改善するため、1995年よりウエイトトレーニングを開始。2003年からはパーソナルトレーナーとしての活動をスタートさせ、同時にボディビル大会にも出場。3度の優勝を果たす。09年以降はパーソナルトレーナーとしての活動に専念し、11年に「TREGIS」を設立。自らのカラダを磨き上げてきた経験とノウハウを活かし、これまでに多数のタレントやモデル、ダンサー、医師、薬剤師、格闘家、エアロインストラクター、会社経営者など1000名超を指導。その確かな指導法は雑誌やテレビなどのメディアにも取り上げられる。
TREGIS 公式HP
野村昇平(のむら・しょうへい)
元関脇の大相撲力士の父を持ち、3兄弟の長男として生まれる。なで肩で細身に悩む幼少期をすごすも、学生横綱を多数輩出している日本体育大学相撲部に入部。食の細さをカバーする食べ方や、栄養の吸収力を上げるノウハウを学び筋トレを併用。体重を70kgから110kgまで増量。全国学生相撲選手権大会に出場を果たす。
卒業後、加圧トレーニングスタジオに就職。その後、トレーニングの効果を証明するために自らボディビルを実践。細身で筋肉がつきにくい体質でも、短期間で筋量を増やし体を大きくする独自のメソッドを考案。東京オープンボディビル選手権(75Kg超級)にて優勝する。現在まで延べ1万3千人の指導を行い、自身の能力を最大限に引き出すことを求めるエグゼクティブクラスのビジネスマンに定評。

インタビュアー
立華徳之真(たちばな・のりのしん)
パフォーマー兼パフォーマー専門の美容家・治療家・スポーツ指導者。陸上競技・体操・バスケットボール・フィットネス・トレーニング・ジュニアスポーツ・体育施設運営管理・サプリメント・スポーツボランティアなどの専門資格を所持。また柔道整復師・美容師・登録販売者・診療情報管理士として美容・健康・医学領域および出版・映像・イベント・教育・ITなどの実務をこなす。ほか殺陣やアクション、神経系コーディネーションや能力開発などの分野で活動しているハイブリッド。
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