キャスター小山愛理さんがトレ-ニングから得たもの②【私のトレーニングライフ】




日本のトレーニング人口は約3%と言われ、まだまだその数は少ない。しかし、スポーツ選手やボディビルダーなど、トレーニングが当たり前の環境にいる人だけでなく、自分なりの動機や目標の下、トレーニングに励む人もいる。様々な世界で活躍する人々のトレーニングライフに迫るこの企画。キャスターの小山愛理さんがトレーニングから得たもの、トレーニングを続ける理由とは!?

2015年1月からMCを務めている『KICK OFF F・Marinos』では、試合の取材はもちろん、練習場に足を運んで選手たちの練習を取材してインタビューを行う機会もある。プロの世界で活躍する選手たちからは刺激を受けることも多い。
「取材に行くと、すごく暑い日でも雨の日でも選手の皆さんはストイックに練習していて、本当にすごいなと思います。そういう姿を見ていると、刺激を受けるし、私も頑張りたいと思います。お仕事はもちろんなんですけど、他に頑張れるものというか、自分に厳しくできることがないんです。社会人になると勉強とか部活とかもなくて、なかなか自分に厳しくできる場がない。そんななかでパーソナルトレーニングは自分に厳しくできる場であり、集中できる貴重な時間です」


基本的にパーソナルトレーニングは週に1回1時間。玉城なつみトレーナーから叱咤激励を受けながら、自分を追い込む。トレーニングを始めた頃の筋肉痛は、今でも強烈に印象に残っている。
「始めた当初は駅の階段を降りるのもしんどくて、一段一段手すりにつかまりながらゆっくり降りる感じでした(笑)。その頃と比べたら今はだいぶ筋力もついたかなと思います。それは駅の階段で実感しますね。今でも足がガクガクくる時はありますけど、筋肉痛も心地良いです。それがないとトレーニングが足りないんじゃないないかな?って逆に心配になります(笑)。泣きそうになるくらいきつい時もあるんですけど、終った後の爽快感、充実感が好きなんですよね」
誰しも経験があると思うが、学生時代は部活の練習、あるいは試験勉強や受験勉強で、嫌でもきつい時間があった。ところが大人になるとなかなか自分に厳しくできる時間がない。だからこそ、パーソナルトレーニングなのだ。
「自分だけだと自分に厳しくできない。10回やって、あと3回とか追い込みますけど、自分だと甘えてしまうところを引き出してもらっています」
実際、トレーニングを始めてから姿勢が良くなるなど、仕事にも好影響が出ている。
「もともと猫背だったんですけど、トレーニングをして姿勢が良くなったと言われます。見られる仕事なので、そういう面でも気をつけるようにしています」



この日のトレーニングのラストは腹筋。下半身を動かしながらのプランクから、ボールを挟んでのレッグレイズ、ロープを使ったニー・トゥー・チェスト、フラッターキック(クロス)と4種目を休みなく連続で行うハードさ。「かなりきつそうでしたね?」と問いかけると、笑顔でこんな言葉が返ってきた。
「きついですよ~。でもきつくないとここに来ている意味がないですから」
何ともストイックな返答。これこそが小山さんがトレーニングを続ける理由の一つだ。
「自分と向き合う時間、自分に厳しくする時間って必要だと思うんです。週に1回程度ですけど、やらないと気が済まない。長く続けることで得られるものもあると思うので、これからもトレーニングは続けていきたいです」
トレーニングは自分と向き合う貴重な時間。週に1度のこの時間は彼女にとって大切なもの。理想は「女性らしいしなやかさのある体」だというが、彼女の本当の美しさは表面的なものだけでなく、内面からにじみ出るものにあるのかもしれない。

取材・文/佐久間一彦 撮影/神田勲

小山愛理(こやま・あいり)/1991年5月30日、愛知県出身。立教大学経済学部卒。tvk『KICK OFF F・Marinos』(毎週金曜22時~)、BS JAPAN『日経モーニングプラス』などに出演中。趣味はスポーツ観戦、ピアノ、空手(初段)、ゴルフ。
〔取材協力〕パーソナルトレーニングジムDIETA