東京オープンボディビル選手権を筋トレとは無縁の女子がゆるふわレポート




会社から家までも最小負荷で帰りたい私が……

こんにちは。編集Yです。突然ですが、声を小にして言います。「筋トレするなら寝ていたい」。体力がなさすぎるのでしょうか。社内の2階から4階に移動するだけでエレベーターを使い、会社から家までは最小歩数かつ最少負荷で帰る(電車で座る)ことを目指しています。

そんな「自分の体を甘やかす」ことに注力して生きているわたしが、なぜか先日、ボディビルの大会という、「自分の体にムチうちまくる」人たちが集まる大会を、編集長が出るというだけの理由で観戦に行ってきました。その様子をふんわりとお伝えします。

今回、私が観に行った大会は「第25回東京オープンボディビル選手権」。誘ってくれた会社の先輩と一緒に、会場となった葛飾区の「かつしかシンフォニーホール」に向かいました。最寄りの青砥駅に近づくにつれ、京成線の車内でも「筋肉をつけたらちゃんと脂肪が減るよ」なんていう会話が聞こえてきます。怖い……。

駅ではすでに出場者と思しき筋骨隆々な男たちが挨拶を交わしていました。
会場は、駅から少し歩いたところにあります。Googlemapに従って進むものの、マッチョたちと離れると少し不安に。

会場に着くとロビーはすでに大勢の人でにぎわっていました。みんな黒い。心なしか暑い。あと女の人はゴージャスな綺麗系が多い印象です。
ロビーではプロテインがたくさん売られています。

取材で入るためにとって頂いている席を探すと、前から二列目、審査員の後ろでした。選手たちの息遣いまで聞こえてきそうな、すごくいい場所です。口が裂けても「筋トレするなら寝ていたい」なんて言えません。

選手たちが全員登場する開会宣言とともに大会が始まりました。スタッフも進行のアナウンスの人もみんなマッチョです。壇上には体脂肪率20パーセント以上の人はいなさそうです。

予選は「ミスビギナー」に始まり、年齢・体重で細かく分かれた階級ごとに進んでいきます。
「ミスビギナー」の人の身体は「ボディビル」ときいてイメージするよりも少し柔らかい、女性から見ても憧れる身体でした。

「マスターズ40歳以上」では初めて憧れの「キレてる!」を聞きました。みなさんご存知でしたか? ボディビルの大会では、応援する人が種々の声掛けをするのです。「キレてる!」にはじまり「冷蔵庫」「デカすぎる」など、色んな種類の掛け声がありました。目立ってナンボの審査員競技、声援を送るのはその人に目が行くようにするためなんです。(多分)
 
60歳以上、50歳以上、40歳以上の3つに分かれていたマスターズ部門。トレーニングをされているせいか、お年を召した方もかなりお若く感じられます

お昼を食べに出たり、売店を冷やかしたりしている間に、いよいよ今日のメインイベント、vitup!編集長が出場するミスター70kg級になりました。

思えば年が明けて間もないころから、毎日せっせとコンビニでサラダチキンを買い、持参した玄米おにぎりを食べ、日に日に黒くなっていった編集長。

残念ながら決勝に進むことはできませんでしたが、70kg超級最年長のその雄姿はとても輝いていました。

午後からの決勝では、各階級の選ばれた人たちがそれぞれ1分間の持ち時間で、自分で選んだ曲に合わせてポージングするというものでした。選曲に個性がみられて飽きがきません。一番多く使われていたのは「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲。個人的にアデルの「Hello」を使っていた人が好きでした。



そして表彰式。下位から名前を呼ばれていきます。待っている間にポージングをしているのが大変そう。
最重量の75kg超級の上位3人が並ぶと圧巻です。

そんなこんなで、初めてのボディビル観戦が終わりました。未知すぎる世界でしたが、出場者と会場のみなさんの楽しそうな様子に、思いのほか楽しんでいる自分がいました。私自身はあまりにも対岸で生きていますが、やっぱりいくつになっても自分の好きなことをして輝いているってええなあ。興味のある人はぜひ一度、会場に足を運んでみるといいかもしれません。

取材・文/安多香子