受験前日の夕食、当日の朝食は何を食べるべき?【川﨑泰代の美筋食 第53回】

「走るフードコーディネーター」川﨑泰代さんに体づくり、健康づくりのための食事と栄養について教わる連載。身近なテーマに関する質問に答えてもらいます。今回のテーマは、受験生の食事について。

Q.受験の前日の夕飯、当日の朝食におすすめの食べ物はなんですか?

A.受験生はバランスの取れた食事が基本ですので、ごはん、味噌汁、魚、副菜というような一汁三菜がいいでしょう。白米には集中力を高めるブドウ糖、魚には記憶力を維持するとされているDHAが入っていますので、ぜひ食べていただきたいです。エネルギー源となる糖質は、お菓子ではなく、白米やうどん、バナナなどから摂取するようにしてください。

ゲン担ぎでカツ丼などを食べる方もいらっしゃると思いますが、揚げ物は消化が悪くお腹の張りにつながり、試験に集中できなくなってしまうということも考えられるので控えた方がよいでしょう。お刺身などの生ものも、ここ一番というときには控えたほうがいいと思います。いつも食べているから大丈夫と思っていても、試験当日は環境や精神状態など、いろいろな面で異なることが多いと思いますので、お腹や胃の負担になるものは試験後に食べるようにしてください。

一汁三菜のほかにも、おじややうどんは消化の良さに優れているのでおすすめです。体も温まりますし、疲労回復効果のある豚肉をのせたぶっかけうどんは受験日の前日の夕食にとても適しています。そこに半熟卵をのせると、タンパク質と記憶力を高めるパントテン酸も一緒に摂ることができますよ。

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一番いけないのは何も食べないことです。お腹を壊してしまうことを不安に思う方もいらっしゃると思いますが、食べないと脳に栄養がいかず、力を発揮できなくなってしまう可能性があります。前日や当日だからと言って食生活を変えるのではなく、日頃から朝食を食べる習慣をつけておくようにしましょう。

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川﨑泰代(かわさき・やすよ)
フードコーディネーター。アスリートフードマイスター。食育インストラクター。IHクッキングクリエーター。小学生のころよりバレーボールを始め、以来スポーツが生活に欠かせないものとなる。「走るフードコーディネーター」として、自らもフルマラソンに挑戦するなどアスリートとしての顔も持つ。自身の経験から「強い体と心は『食事』で作られる」と言うコンセプトのもと、一般アスリートからトッププロまで幅広く食事を指導。テレビ、ラジオ、雑誌などメディアでも活動している。
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