小橋建太のイケメンマネジャー初体験記①

元プロレスラー・小橋建太のイケメンマネジャーである林健太さんが、東京・町田にあるキックボクシング界の名門ジム「龍道場(チーム・ドラゴンジム)」に潜入した。出迎えてくれたのは、キックの元世界王者でありK-1のトップファイターを数多く育てた前田憲作会長。はたして、キック初体験の彼に、どんな試練が待っているのだろうか。

「いくぞぉ~! キックやるぞぉ~!!」

極寒の中、爽やかな笑顔で林マネジャーが向かったのは、
キックボクシングジムの名門「龍道場」。

早速、看板の前で小橋建太ばりのポーズを決める。

「小橋さん、いくぞぉ~!!」

威勢良くジムの中に入ると、
目の前でプロの選手が練習しているではないか。

こんな中に入って、だ、大丈夫なのか……。
ドキドキする林マネジャー。

すると、チャンピオンメーカーの前田憲作会長が、優しく笑顔で出迎えてくれた。

前田会長「ああ、小橋さんのマネジャーさんですね。お待ちしていました(ニコリ)」

林マネジャー「自分、キックが初めてなんですけど、カッコ良く蹴って、笑顔で帰りたいんです」

前田会長「ハハハ。大丈夫ですよ。うちは女性会員の方も多いんですけど、みなさん15分くらいですぐにワンツーが打てるようになります。キックも、30分くらいあればできますよ」

林マネジャー「マジですか!? よ、よろしくお願いしま~す(声が裏返る)」

前田会長「では、まず柔軟からやりましょう。僕についてきてくださいね」

林マネジャー「あ、は、はい!」

前田会長「柔軟が終わったら、基本的なパンチの打ち方を教えます。肩幅に足を広げて、左足を少し前へ出して右45度に開いて脱力してください」

林マネジャー「先生、こんな感じですか~?」

前田会長「では両手を胸でクロスして、顔は正面を向いたままヒザを軽く曲げて上半身を左へ捻って軸を返してみてください」

林マネジャー「手をクロスして、左へ捻ると(ぶつぶつ)」

前田会長「その動きを覚えておいてください。では今度は捻る時に、右ストレートを伸ばしてみてください。ちょうど、受話器を取るような動きです。受話器を取って、耳にあてる。これで右ストレートとガードが同時に身についていきます」

林マネジャー「受話器を取るようにと……、簡単で分かりやすい!!」

前田会長「そうです。それが右ストレートを出す時の基本の動きです」

前田会長「今度はジャブとなる、左ストレート。最初の構えから左腕を伸ばして戻す。それだけです。はい、連続で放てばワンツーの出来上がりです」

林マネジャー「ええ、もうワンツーの完成ですか?」

前田会長「はい、できた。まだ10分しか経っていませんよ」

林マネジャー「すごい!!!」

前田会長「そのまま、ワンツーフックまでいきましょう」

林マネジャー「ワンツーフック。僕、素人なんですけど」

前田会長「問題ないです。近所の主婦の方でも、基本の形はすぐにできます」

前田会長「ワンツーはできましたので、そこからスリーにつなげましょう。ワンツーの後、左フックです。左フックは、左ストレートの時と同じように構えて、左ヒジを90度に曲げながら半円を描くように回します。その時に軸を動かさないように注意してください」

林マネジャー「先生、こんな感じですか?」

前田会長「拳は、生卵を持っているようなイメージで軽く握り、当たる時に力を入れるようにしましょう。ワンツーフックまで連続でやりましょう」

林マネジャー「左ストレート、受話器、生卵……、できてますかね?」

前田会長「いいです、センスありますね!!」

林マネジャー「マジですか!? 先生、凄すぎます」

前田会長「パンチができたところで、今度はキックをやりましょう」

次回へつづく。

構成/松井孝夫

―次回予告―
調子に乗って、キック編