全力さん~日本一全力なサポーターの応援のカタチ~④

ここまで全力さんに応援・サポートにかける想いを語ってきてもらいましたが、実際の試合日はどんな過ごし方をしているのか?今回は1日に密着してきました。
※取材日:2018年3月25日(日) 東京ヴェルディvsモンテディオ山形 @味の素スタジアム

綿密な準備と全力応援の1日に密着!

14時キックオフのこの日。全力さんが味の素スタジアムに現れたのは朝9時半。スタジアム開場は12時ですから、一般の方からすると早いと感じるかもしれませんが、全力さんにとってはこれが普通のよう。

スタジアム前でインタビューを実施し、待機列に戻った頃には11時。そろそろお腹も空いてくる頃で、昼食を食べ始める人もちらほら。そんななか全力さんは、みんなが食べる姿を見てるだけ……

――そろそろお昼どきじゃないんですか?

全力さん 応援をする日は、食事制限があるんですよ。キックオフの4時間前からは固形物はいっさい摂らないんです。

――まるでアスリートのようなストイックさですね!

全力さん いや……特に何か理由があるわけじゃなくて、単純に食べた状態で応援するとお腹痛くなっちゃうんで(笑)

――(笑)。でも、お腹空きません?

全力さん だからそのぶん、朝食兼昼食をいっぱい食べるんです。今朝はハンバーグカレー。ご飯300グラム、ルー300グラム、ハンバーグ300グラム。これでバッチリです。

――朝から重そうな……。

全力さん あとは、さっき、ゼリーを飲みました。今日は14時キックオフだから朝食と昼食を兼ねますけど、夜のキックオフだったらちゃんと分けて食べますよ(笑)

そんな会話をしていると、あっという間に開場の時間。スタジアムに入ると、さっそくサポートの準備に入ります。

その②でご紹介した、サポーター体験ゾーンの呼び込みをしたり。

入場後はコンコースをブラブラしたりして時間をつぶし、キックオフ45分前にはウォーミングアップに選手が登場……の前に何やら怪しいものを摂取する全力さん。

――何してるんですか?

全力さん ドーピングです。

――え……?

全力さん いや、アミノ酸です。

最高のパフォーマンス発揮、疲労回復に余念なし。そして……14時キックオフ!

残念ながら、この日はお互いにゴールを割ることができず0-0の引き分けでした。

――お疲れ様でした。

全力さん ……。

――ゴールシーン見たかったですね。

全力さん やられる気もしなかったけど、ヴェルディもゴールが遠かったです。

――そういえば、前後半でシューズを替えていましたよね?

全力さん はい。同じシューズを履いていると足がだんだん重くなってくるんです。だからまだ元気な前半用は多少重くてもクッション性を重視。後半はクッション性を弱めて軽さを重視しています。今は、アディダスさんのを履いていて、前半はアディゼロボストンブースト、後半はエアロバウンドPRです。

――ウォーミングアップのときを含めると約2時間半、これだけ激しく動き続けるとさすがにいい運動になりますよね?

全力さん だと思います。

ということで……

試合後に体重計に乗ってもらいました(ちなみに試合前は76キロ…)

\\77キロ!//

――増えてますね(笑)

全力さん ですね。水分で重くなってるのかも。

――ちなみに、どれくらい飲みました?

全力さん えーっと……2.5リットルですね。

――ってことは、単純計算で1.5キロは減っているわけですか。そんなに飲んで、試合中にトイレへ行きたくなったことはないんですか?

全力さん まったくないです。汗で流してますから(笑)

―ちなみに夏場は……?

全力さん 5リットルくらいは軽く飲んでると思います。飲みすぎですかね?(笑)

ちなみに、全力さんが帰宅直後に測ったら75キロだったとのことです
……そんなこんなで、横断幕などの片づけを終えて全力さんのスタジアムでの1日は終わり。

今回、全力応援によって数キロ体重が落ちる効果があることが判明しました(※個人差はあります)。あれだけヘロヘロになるのもよくわかりますね。ちなみに、この日は春にしては少し暖かい16.5℃。もっと暑くなってくると、さらに体重消費の幅は大きくなってくるんじゃないでしょうか。

なお、試合中に声出し、ジャンプ、手の上げ下げなどさまざまなエクササイズ(!?)を行っている全力さん。この日に撮影した動画を元に、運動効果としていかほどなのか?をトレーナーの方にご協力いただき検証する予定です。乞うご期待!

全力さん(本名:加納広明)
サッカー日本代表、東京ヴェルディのサポーターとして、常に全力応援でチームを鼓舞し続けている。アウェイ遠征時には相手チームのサポーターに囲まれて記念撮影を求められるなど、日本サッカー界で最も有名なサポーターと言っても過言ではない。なお年齢・職業は非公開とのこと。

聞き手/木村雄大 写真/須﨑竜太