3世帯家族の上手な献立の立て方【川﨑泰代の美筋食 第27回】

「走るフードコーディネーター」川﨑泰代さんに体づくり、健康づくりのための食事と栄養について教わる連載。身近なテーマに関する質問に答えてもらいます。今回のテーマは味の好みの異なる、3世帯家族の上手な献立の立て方。

Q.家族3世帯で暮らしています。祖父母と子どもたちの食事の好みの差に困っています。部活をやっている子どもたちにはなるべく肉系やカロリーの高いものを食べさせようと思っていますが、毎日そういうわけにもいきません。何かいい方法はありますか。

A.おじいちゃん、おばあちゃんも魚や野菜だけではなく肉を食べた方がいいと思いますし、子供も魚や煮物など、苦手とするものも食べないといけません。お年寄りと子どもの献立を変えるというより、その日の献立を決め、副菜の数を増やし、足したり引いたりしてみてください。副菜になるものは少し多めに作って、作り置きをしておくと便利です。たとえば、ピクルスや漬物、ほうれん草のお浸し、きんぴらなどを作ってストックしておけば、うまくローテーションで出せます。

お年寄りには魚料理、子どもたちには肉料理と別のものを作るとなると、本当に大変だと思うので、みんなに同じものをという考え方で大丈夫です。そこに子どもたちには補食をプラスする。カロリーの高いものばかりを並べるのではなく、バランスを考えてしっかり野菜も食べてもらえるようにします。

副菜は子どもたちにも必要な栄養素が詰まっていますから是非食べていただきたいです。最近では「作り置きの本」などもあるので参考にしてみてはいかがでしょうか。

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あとは、缶詰もとても栄養価が高いと言われているので、常備しておいてもいいと思います。おじいちゃん、おばあちゃんが揚げ物が苦手ならば、揚げ物の日はおじいちゃん、おばあちゃんには缶詰を活用したメニューなども良いですよ。

魚料理がメインの日で、子どもがボリュームが足りないというのであれば、冷凍食品をアレンジしたり、おかずとして冷凍食品のコロッケを一つプラスするという活用もできます。冷凍食品は、足りないと思ったら子どもでも自分で用意することができるのでとても便利です。もし調理する余裕があれば、冷凍食品をアレンジしてひと手間加えていただきたいなと思います。冷凍唐揚げにピーマンなど野菜を混ぜて酢豚風にするというように、ひと工夫するだけで栄養も印象も変わります。食卓にマイナスするという考えではなく、プラスの料理を作り置きや冷凍食品で補うといいと思います。

また、3世帯家族で、大勢で食べるときは一人一人に分けるということは大変なので、大皿で出すことも多いと思います。ここで気をつけたいのは、食べるものが偏らないことです。大皿からそれぞれが食べると、子どもは好きなものばかり食べてしまいがちです。そうならないために、取り皿を工夫するのもひとつの方法です。3つに分かれたプレートなどを用意して、肉を取る場所、野菜を取る場所、と決めて、大皿で出したとしても、なるべくおかずを偏らずに食べることができる工夫もしましょう。

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