生涯楽しめるスポーツを見つけてほしい~スポコレ代表・八所和己①

さまざまなスポーツイベントを開催するNPO法人スポコレ(以後、スポコレ)。ウォーキングタグラグビーやリングビーを使ったスコアーズなど独自のスポーツを行いながら、誰でも気軽にスポーツを楽しめる場を提供している。今回、その代表理事である八所和己に、その理念や目指すところを話してもらった。第1回は、スポコレ立ち上げのきっかけから伺う。

ウォーキングタグラグビーとリングビーを主軸に
定期的なイベントを開催しているスポコレ

――まずはスポコレ立ち上げのきっかけを教えてください。

八所:私自身はもともとラグビーをやっていました。スポーツ全般に好きです。大人になって何か身体を動かしたいと思ったときに、月に1万円くらい払ってジムに行って鍛えたいっていうほどでもないし、なかなかそういう場所もない。だったら、簡単に誰でも身体を動かせる機会を作ろうと、タグラグビーという安全な、子供がメインでやっているスポーツを友人達と始めました

――それをウォーキングでやるっていうのも新しいですよね。

八所:そのほうが誰でもできるんじゃないか、と思ったんです。それが2010年頃で、知り合いに声を掛けながら最初は5人くらいで集まってやっていました

――もともと、今のように法人を立ち上げようと思って始めたのですか?

八所:そういうつもりはありませんでした。最初は仲間のひとりの会社の事業一環としてやっていましたが、人集めはなかなかうまくいかなくて。1年以上試行錯誤を繰り返してようやく人も増えてきて、気がつけば最大で50人くらい集まるようになってきました。認知度は一気に高まりましたね。

――それによってNPO法人に。

八所:時期を同じくして行政のイベントにも呼ばれるようになって、2012年にNPO法人になりました。

――「ウォーキングタグラグビー」というのはスポコレがオリジナルなんですよね。

八所:民間の企業さんが研修でやっていたところもあるみたいなのですが、それは後から知りました。

――現在でもこのように定期的にやっているところは他にあるのですか?

八所:中央区と湘南と福岡でやっています。中央区は、私が「中央区ラグビー協会」の理事ということで、スポコレと同じプログラムでやっています。湘南では、「湘南ラグビークラブ」という団体がやっています。福岡の団体は私たちのところまで見にきてくれて、やり方を見て、聞いて、持ち帰ってやっていただいています。

――もう一つの主軸の「リングビー」は?

八所:リングビーという道具自体を作っている会社があってSNSで知り合いました。いまスポコレでやっているリングビーを使った『スコアーズ』という競技は、ゼロから大人向けに作ったんです。

――他にもいろいろな競技をスポコレではやっていますよね。

八所:ウォーキングタグラグビーとリングビーを主軸に、8競技くらいあります。ベンチャースポーツと私たちは呼んでいます。そういうスポーツの交流会で出会った人に競技の話を聞いて、私たちの考えに合いそうだなと思ったものは取り入れて開催しています。

――大人がスポーツを行うほかに、小学校などでの普及活動も行っていると聞きました。

八所:リングビーについては「日本リングビー協会」があるので、協会とスポコレで協力しながら小学校での出張授業を行っています。現状、70校くらい行きましたね。タグラグビーについては、数は多くないですけど、出張授業に行っています。ウォーキングはあくまで大人向けに開催しているので、子ども向けには走ってOKのタグラグビーをやっています。

――学習指導要領にも入っているものの、まだしっかりと教えられる先生も少ないと聞いているので、スポコレの活動は競技普及の面では貴重ですよね。

八所:はい。全国大会もあって力を入れている学校もあると思うのですが、世間的にはまだあまり知られていないスポーツだと思います。ただ、私たちの目的は競技を普及されることではないんですよね。

次回は、スポコレが目指していることをより深堀していきます。

取材・撮影/木村雄大

★ウォーキングタグラグビーの紹介記事は⇒こちら
★編集Yによる体験記は⇒こちら
★次回のスポコレ ウォーキングタグラグビーは8/20(月)に開催。詳細はスポコレホームページまで!

八所和己(やところ・かずみ)
1970年1月生まれ、東京都出身。NPO法人スポコレ代表理事。一般企業で働きながら、スポコレではさまざまなスポーツイベントの開催、学校での出張授業などを行っている。
スポコレで活動の際のニックネームはヤディ。
スポコレホームページはこちら→http://www.spocolle.com/