My Training Life~太ったオッサンからの脱却【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第33回】

VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか?

つい最近、ジムで体脂肪率をはかったところ、14パーセントでした。レスリングの現役選手だった時代が10~12パーセントだったため、引退して20年が経ち、20歳トシをとっても体脂肪率はそれほど大きく変わっていないということになります。

しかし、ずっとこの体形を維持してきたわけではありません。連載第1回の自己紹介で少し触れたように、30歳を過ぎた頃、人生最大のデブになりました。日々のトレーニングや過酷な減量を乗り越えてきた自分が、まさか“太ったオッサン”になるなんて想像できなかったので、今思い出しても悪夢としか言いようがありません。

実はこの時期は過度なストレスによる過食症でした。私が『週刊プロレス』の編集長になったときは、プロレス専門誌が相次いで休刊となった直後で、「プロレス専門誌の灯を守らなければいけない」という重圧があり、また若くして編集長に就任したことにより周囲からの風当たりも強く、四面楚歌状態。現在ほど豊富な経験も人脈もなかったため、ストレスをため込むことになり、満腹でも何かを口にしていないと気が紛れない状態だったのです。

顔がむくんでいることは鏡を見ればわかりましたが、自分でデブを自覚しないように体を見ることは避けていました。ところが家族で沖縄旅行に行った際、子どもたちと海で写真を撮り、自分の醜い体を目の当たりしたことで、さすがにこれはヤバイと認識しました。

食べるのもお酒を飲むのも好きなので、それを制限して痩せようという気はまったくありませんでした。痩せるには運動以外にないことは明白で、家から徒歩2分の場所にあるジムに入会することにしました。子どもが生まれてからは、草野球をやる程度でまともな運動をしていなかったこともあって、最初は30分走ることすらできず。バーベルもまったく上がらなくなっていて、現役時代とのギャップに落ち込みました。

ジムに通い始めて最初の1ヵ月は体力不足で、かなりしんどかったのですが、もともと体を動かすことが好きなので、体力が戻ってくると、筋力アップ、体重減少はあっという間でした。およそ3カ月で体重は8キロ減。筋肉も少しずつ蘇り、太ったオッサンの自分とはお別れすることができたのです。

ちなみにトレーニングをするようになってからは、汗を流すこと、筋肉に刺激を入れることでストレスが発散され、過食症も無事に解消されました。現在は筋肉量が増えたことにより基礎代謝が高まっているので、食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしても、簡単には太りません。日々のトレーニングは本当にいいことばかりです。

現役引退後もトレーニングを続けていれば、過食症になることもなく、太ったオッサンになることもなかったはずです。怠けてしまった結果、それまでのトレーニングの貯金を使い果たし、筋肉がゼロになってしまいました。もうあのような悪夢体験はしたくないので、これからも最低週2~3回のジム通いは続けていこうと思っています。

太ったオッサンのイメージ

これが私のトレーニングライフです。一般トレーニーの皆さん、ぜひ「My Training Life」のコーナーで、あなたがトレーニングする理由を教えてください。

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佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。