自画自賛のススメ。週刊VITUP!アワード2018【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第44回】




VITUP!読者の皆様、こんにちは。2018年最後の日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか?

3月8日にVITUP!の編集長を引き継いでから、「週刊VITUP!」を毎週、今日まで44回も書いてきました。基本的に取材ものはテーマがあってリアクションの原稿になります。その一方でこのコラムは自由テーマなので、アクションの原稿。時事ネタ、季節に絡めたネタなど、毎週ネタを探すのは大変であり、楽しくもあります。

年内最後ということで、今年の「週刊VITUP!」のアクセスランキングを調べてみました。「週刊VITUP!アワード2018」と題して、アクセス数が多かったネタのトップ5を紹介しましょう。

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第5位は第26回「禁酒、禁煙、ダイエット……。三日坊主にならない方法」
継続の秘訣についての話ですね。2019年の年明けから何かを始めようと思っている人は、ぜひご一読ください。

続いて第4位は第30回「山本KID徳郁は最高の戦友でした」
9月18日に41歳の若さで亡くなった山本KID徳郁選手との思い出です。悲しい出来事でしたが、彼の輝いた時間は多くの人の心に刻まれています。

トップ3の前に、僅差で惜しくもベスト5入りを逃したコラムを紹介。第33回「My Training Life~太ったオッサンからの脱却」、第35回「痩せてしまいます」が次点。体重絡みのコラムも人気を集めていました。

それではランキングに戻って第3位は第11回「24時間トレーニング!“鉄人”小橋建太がエニタイムフィットネス等々力をオープン」
大のトレーニング好きとして知られる元プロレスラーの小橋建太さんがエニタイムフィットネス等々力をオープンしたニュースです。

ランキングを続けます。第2位は第31回「トレーニングをするなら朝トレがオススメ」
このコラムを書いた後、「私も朝トレ派です」という話を聞くことが多々ありました。気のせいか、最近は朝8時のジムが混んでいるような気もします。

そして第1位は第27回「人生を変えてくれた恩人・髙山善廣選手」
現在、頸椎完全損傷により長期欠場中のプロレスラー・髙山善廣選手について書いたコラムです。髙山選手は復帰は絶望とされるなかでも懸命なリハビリに励んでいます。プロレスとは縁のない方も含め、多くの方に読んでいただき、知っていただけたことは大変ありがたく思います。

以上がアクセス数トップ5でした。私のバックボーンの影響からプロレス、格闘技ネタがやはり上位にきますね。しかし、私個人としてはここに入っていないものでもいいコラムはあったと思っています。もっと言えば、毎週面白いと思ってもらえるコラムを書いているつもりです。

自画自賛。

原稿に限らず、私は作品をつくった後には反省もしますが、それ以上に自画自賛します。自分を褒めるんです。自画自賛していると、人は「自分で自分を褒めるなよ」と笑います。でも、これはすごく大事なことです。自分ですらいいと思わないものを他人がいいと思うはずがない。自画自賛できるということは、人にいいと思ってもらえるものをつくる最大限の努力をしたという証明です。自分でやったことがダメだと思っていたら、自画自賛することなんてできません。自分で自分を褒められるように、日々ベストを尽くすのです。

自分のやっていることに後ろめたさがなければポジティブに生きることもできます。トレーニングも同じです。太二式トレーニングを取り入れてから腹筋がキレています。「今日の俺、キレてるな」と自画自賛して、ハッピーになる。単純なことです。

「週刊VITUP!」は自分ではいつもベストを尽くしているので、全部がナンバーワンです。年末年始のお時間がある際にぜひバックナンバーも全部読んでみてください(自画自賛の押し売り)。

それでは皆さん、今年も1年大変お世話になりました。少し早いですが、よいお年を!

 

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。