「順番待ち」を解決する方法【コラム:ジムほど素敵な場所はない 第4回】

1月は「新人さん」が増えます。

新年は誰でも新しいことにチャレンジしたくなるもの。とくに12月の忘年会や正月のゴロゴロ生活で体重増を感じやすい時期なので、このタイミングでジム通いを決意する人も多いのでしょう。

年末年始はトレーニング施設も休みだったりするので、ウズウズしながら過ごしていた人たちも年明けは気分新たに動き出し、ジム内は大盛況。順番待ちの機会も増えます。

順番待ち――。
これは新年に限った話ではなく、誰もが一度はぶつかる問題だと思います。

フリーウエイトでもマシンでも、自分が使いたい時にそれが空いているとは限りません。いや、使いたい時こそ空いていなかったりするものです。混雑時はなおさらです。フリーウエイトスペースは人気エリアですし、マシンの中にも競争率の激しいものがあります。5~10分程度の待機なら苦にはなりませんが、中にはいつまで経っても終わる気配のない人もいます。

「連続でのご使用は15分までとさせていただきます」
「休憩中は他のお客様にスペースをお譲りください」
「みなさんの施設です。器具は譲り合って使いましょう」
といった張り紙のあるところも多いですが、それを積極的に守る人はあまりいません。むしろインターバル中も座ったまま立ち上がろうともしない人がたくさんいます。一時的に席を離れたとしても、水筒やタオルで場所取りをしていたりします。

もちろん、気持ちはわかります。私も一度ゲットした権利を、できれば明け渡したくはありません。自分用にセットした負荷を途中で変えられてしまうと、そのつど戻すのも面倒ですからね。

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しかし待つ側の立場となった時には、その状況を何とか打開しなくてはならなくなります。では、どうするか。体験上、大きく分けると次の3パターンが挙げられます。

①とにかく空くまで待つ
②「あとどのくらいかかりますか?」と確認した後、終わるまで待つ
③「インターバル中、使ってもいいですか?」などと交渉する

いずれの方法も、メリット・デメリットがあります。
①は、人間関係に摩擦は起こりませんが、最悪の場合、延々と待ち続けたり、その種目自体をあきらめたりするはめになります。
②は、相手が気づかってスピードを上げてくれるかもしれませんが、心理状態によっては睨まれるリスクも否定できません。しかも、他の人に先を越されないように近くで待っていないといけないので、それも相手にプレッシャーをかけてしまい、より緊張感は高まります。
③は、すぐにトレーニングできる可能性の高い方法ですが、やはり相手によっては話がスムーズに進まない場合があります。

私は基本的に①か②ですが、本当に長そうな人に対しては③を選ぶ場合があります。それで嫌な顔をされたこともありますし、攻撃性を含んだ言葉を浴びせられたこともあります。ただ、時には「一緒にやりましょうか」という展開になり、お互いに補助をしあいながら意気投合したこともあります。
たとえ言いにくくても、自分の気持ちや考えを正直に伝えると、素晴らしい仲間と出会うこともあるものです。そのようなコミュニケーションに応えてくれる人と出会うと、とても幸せな気持ちになります。

その点、初々しい「新人さん」たちはほとんどが紳士淑女。先日など、ぎこちない動作をチラ見しただけで、「ここ使いますか?」という反応がおだやかな笑みとともに返ってきました。
素敵なあなたが、ずっとそのままでいてくれますように――。

※ユーザーの皆さんの中で、①~③以外の効果的な方法をご存知の方がいたら、ぜひVITUP!編集部にご連絡ください。

文/ジェット・ハヤタ