背中、腰、首の痛みに救世主。「やわこ」と「かたお」。【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第50回】




VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか? 私は今にも力尽きそうです……。

毎週日曜更新のこのコラムは、通常は金曜日までに書くようにしています。しかし、現在は2月9日(土)の深夜3時。今週は4泊5日の社員旅行があって……ではなくて、4泊5日の社内作業があり、朝から早朝まで時間に追われまくっていたため執筆時間を取れずに現在に至っているというわけです。

4泊とは言っても社内で寝るわけではなく、基本的には5日間の通し作業。集中しているし、やる気もあるので眠くなることはないのですが、一つ問題があります。1日のうち、取材や収録に出ているときや、食事やシャワーを除いたすべての時間でデスクワークをしているので、背中、腰、首がガチガチに凝り固まってしまいます。3日目あたりで背中の激痛から、エコノミークラス症候群のような状態で呼吸が苦しくなり、ギブアップ寸前まで追い込まれました。

 

そんな絶体絶命の私を小さな救世主が救ってくれました。それがこちら。

 

 

ピーナッツ型のストレッチボールです。ストレッチマットやイスの背もたれを使って、背中や腰、首をゴリゴリやると、筋肉がほぐれて血行がよくなり、復活することができました。小さな救世主の存在なくして、大作を完成させることはできなかったでしょう。

実はこのストレッチボールは自分で買ったものではなく、腰痛持ちの私にと部下がくれたものです。こんなので何の役に立つのか…と思っていて、もらってからほぼ使ったことはなかったのですが、今回の出来事で印象ががらりと変わりました。気になったのでこの救世主のことを調べてみると、素敵な名前がありました。

「やわこ」。

冗談ではありません。「やわこ」です。名前では「やわ」と言っていても、柔らかくはないです。ちょうどテニスボールくらいの硬さで、体をゴリゴリすると指圧のような効果を得ることができます。このピーナッツ型の形状が背中や首、腰にいい具合にフィットします。ふくらはぎをゴリゴリしても気持ちいいし、短時間で筋肉をほぐすことができるので、あまり時間がないときなどはトレーニングの前後に使うのも非常に効果的だと思います。

ちなみにこの「やわこ」さんには彼氏がいます。彼の名前は「かたお」。「かたお」はテニスボールよりも硬く、軟式ボールぐらいの硬さという触れ込み。体がガチガチに固まってしいまったときは、「かたお」でゴリゴリやったらもっと気持ちいいかもしれません。体のコリ具合によって「やわこ」と「かたお」を使い分けると相乗効果でいいストレッチができそうです。「かたお」の購入も真剣に考えたいと思います。

というわけで、気づけば今回は連載50回目でした。それなのに「やわこ」と「かたお」の話……。今週はもう限界。また来週からトレーニングも仕事も頑張ります。

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。