運動を習慣化する方法【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第63回】

VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか?

今年は最大10連休という長いゴールデンウイークでした。休み明けは生活のリズムを取り戻すのが大変だったという方も多いことでしょう。私はというと、10日のうち半分は野球、サッカー、プロレスといったスポーツ観戦。半分は通常通り仕事とトレーニングという10日間を過ごしました。

ジムに行く日は普段と変わらず朝8時からトレーニングを開始。連休中にもかかわらず、朝8時のジムにいる人たちは、いつもと同じ顔触れでした。トレーニングが習慣化している人の場合、連休も正月も関係なく、生活のリズムを崩したくないという人が多いと思われます。だから連休中でもいつもと同じ時間にジムにやってきてトレーニングをするのです。

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運動を習慣化する……と言っても、なかなかできない人が多いのも事実。運動するのはいいことだとわかっていてもできない。その最大の要因は「運動=きつい」というイメージでしょう。運動が嫌いな大人の多くは、「体育が苦手だった」、あるいは「部活で嫌な思いをした」という経験を持つ人。「嫌いだからやりたくない」となっているわけです。

「どうしたら運動を習慣化できますか?」と、よく聞かれます。方法はいろいろあると思いますが、まずは「運動=きつい」のイメージを変えることが大事。つまり「運動=楽しい」にしていくことができれば習慣化は容易です。

ではどうすれば運動が楽しくなるのか? そのために大事なことは無理をしないこと。部活は無理の連続だからきつい。そのイメージがあって運動が嫌いになっているので、絶対に無理はやめましょう。三日坊主になってしまう人は、初日に頑張りすぎる人です。大人になってからの運動は頑張る必要がありません。「10分歩く」でも、「スクワット10回」でも、できることを自分のペースでやれば、きついと感じることもそれほどないと思います。物足りないと思うようになったら運動強度を上げていけばいいのです。

そしてもう一つ大事なことは自分自身がモチベーターになること。とにかく何か運動をしたら自分で自分を褒めるようにします。小さな子供が頑張るモチベーションは、親や先生に褒められることです。褒められると誰でもやる気が出ます。大人になるとあまり人に褒められることがなくなるので、自分で自分を褒めるんです。それを続けていくと、自然と気持ちがポジティブになって、運動が楽しくなり、やる気が長続きします。

ポジティブな気持ちになるために絶対に使ってはいけない言葉があります。それは誰もが無意識に発している「疲れた」という言葉です。体を動かせば疲れるのは当然。そこで「今日は疲れた」と口にすると、一気にテンションが下がり、やる気がダウンします。そんなときは「疲れた」ではなく、「頑張った」と言ってみましょう。「今日は疲れた」を「今日は頑張った」に変えるだけで気持ちがポジティブになります。

無理をしない。自分を褒める。「疲れた」とは言わない。これが私の考える運動を習慣化するためのポイントです。

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。