Q.ダイエットには有酸素運動と筋トレのどちらをするべきですか?【バズーカ岡田にきけ 第17回】

これからボディビルを始める初心者から、大会出場もあるベテランまであらゆるボディビルダーの悩みに骨格筋のエキスパートであるバズーカ岡田先生に、ズバリきいてしまう連載企画。今回は、ダイエットを考えている人には気になる質問をぶつけてみました。

両方やるのがいいですが、どちらかと言えば筋トレが有効

脂肪を燃やすという観点から、有酸素運動のほうがダイエットに効果的だと思われがちですが、私はまず筋トレで基礎代謝を上げて太りにくい体にするほうが大切だと思います。有酸素運動は確かに脂肪を燃焼しますが、脂肪だけをエネルギーにするわけではないので、筋肉も落ちてしまう場合があります。そうすると、いわゆる“燃費のいい”体になってしまうので、運動をやめるとリバウンドしやすいんですね。まずは筋トレでエネルギーを消費しやすい、“燃費の悪い”体にしておけば、普段の生活での消費カロリーも上げることができます。

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ただ、筋トレだけをやっていればいいとは思いません。筋トレで消費するエネルギーだけでついてしまった脂肪をすべて燃やすのは難しい。ジムに行ったら最後にエアロバイクを漕ぐなど、有酸素運動を組み合わせていくべきでしょう。筋トレで体組成が変わり、燃費の悪い体になっていれば、同じ運動をするのでもより多くのカロリーを消費できます

また、高重量を扱う筋トレは集中力を必要とします。それに対して、有酸素運動はそこまで集中しなくても“ながら”で行うこともできるのがいいところでしょう。仕事で疲れている日は音楽を聴きながらエアロバイクを漕ぐだけにするなど、体調やスケジュールに合わせて筋トレと有酸素運動を組み合わせるのが賢い方法だと思います。

私がおすすめするのは、何かのついでに有酸素運動を採り入れる方法。例えばジムへの行き帰りを歩きや自転車にしてみるとか、家族の買い物などを積極的に買って出て、スーパーまでの往復を歩くなど日常生活の中で有酸素運動をできる機会は意外と多くあります。子どもと遊びに行くのもやり方しだいで運動になりますからね。そういう家族サービスと組み合わせれば一石二鳥。そうやって自分の時間を作ったらジムに行って集中して筋トレをする。そういう好循環が生み出せるといいですね。

岡田隆(おかだ・たかし)
1980年、愛知県出身。日本体育大学准教授。JOC強化スタッフ(柔道)、柔道全日本男子チーム体力強化部門長。日本体育大学大学院体育学科研究科修了。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。自身もウエイトトレーニングの実践者として2014年にボディビルコンテストに初挑戦。デビュー戦となった東京オープン選手権大会70kg級で優勝を果たす。16年には日本社会人選手権大会を制し、日本選手権大会にも出場。骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌等多くのメディアで活躍中。『2週間で腹を割る!4分鬼筋トレ』(アチーブメント出版)『バズーカ式【超効率】肉体改造メソッド』(池田書店)など著書多数。
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