Q.トレーニングをすると姿勢も良くなりますか?【バズーカ岡田にきけ 第9回】

これからボディビルを始める初心者から、大会出場もあるベテランまであらゆるボディビルダーの悩みに骨格筋のエキスパートであるバズーカ岡田先生に、ズバリきいてしまう連載企画。第9回は、トレーニングと姿勢の関係について。

A.はい。背中を伸ばす動作が多いので、自然と姿勢がよくなります。

体の前側と後ろ側の筋肉をバランス良く鍛えていれば、姿勢は美しくなります。そもそも、トレーニングは姿勢を良くしてやるフォームが多いので、トレーニングを続けているうちに、その姿勢を保つための筋肉が自然と鍛えられます。

特にデッドリフトやベントロウ、ラットプルダウンなどの背中を鍛える系の種目は効果が高いですね。姿勢が悪いと悩んでいる人の多くは猫背になっていることが多いので、その矯正には背中の筋肉を鍛えるのが有効です。胸を張って背中の筋肉を使うようなメニューです。

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もう一つ、こちらは女性に多いですが、骨盤が後傾してしまうタイプの姿勢の悪さもあります。お尻の筋肉が失いやすい姿勢のため、お尻が垂れてきてしまう。ですからヒップスラストや、四つん這いになって行うバックキックなど大殿筋を鍛えるメニューが有効です。この辺りのメニューは背中の筋肉も同時に刺激できるので一石二鳥だと思います。

最近、女性の間でヒップトレーニングが流行っているのは、多くの人がお尻の筋肉が落ちやすい姿勢になっていることの裏返しでもあると感じています。みんなが持っていないからこそ求められるというか。それを鍛えるこのとの意味は大きいと思います。

やってみるとわかると思うのですが、実はベンチプレスなども胸を張って行うので背中の筋肉は鍛えられます。高重量を扱うと背中が痙ったりしますから。スクワットやダンベルカールなども基本的に背中を真っ直ぐにして行うものなので、自然と姿勢は良くなる。筋トレをしている人に姿勢が良い人が多いのは、そういう理由からです。

岡田隆(おかだ・たかし)
1980年、愛知県出身。日本体育大学准教授。JOC強化スタッフ(柔道)、柔道全日本男子チーム体力強化部門長。日本体育大学大学院体育学科研究科修了。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。自身もウエイトトレーニングの実践者として2014年にボディビルコンテストに初挑戦。デビュー戦となった東京オープン選手権大会70kg級で優勝を果たす。16年には日本社会人選手権大会を制し、日本選手権大会にも出場。骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌等多くのメディアで活躍中。『2週間で腹を割る!4分鬼筋トレ』(アチーブメント出版)『バズーカ式【超効率】肉体改造メソッド』(池田書店)など著書多数。
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