Q.バーベルのバーだけでのトレーニングも意味がありますか?【バズーカ岡田にきけ 第7回】

これからボディビルを始める初心者から、大会出場もあるベテランまであらゆるボディビルダーの悩みに骨格筋のエキスパートであるバズーカ岡田先生に、ズバリきいてしまう連載企画。第7回は、これからボディビルを始める人のちょっとした心構えです。

A.ちゃんと意味はあるので、恥ずかしがらずにやりましょう

ジムでバーベルやダンベルなどのフリーウエイトを使ったトレーニングを始めると、最初のうちはバーだけでベンチプレスやデッドリフトをするように指導されると思います。まわりの人たちは思いバーベルを使っているのに、自分はバーだけだと恥ずかしいと思ってしまうこともあるでしょう。

でも、それは誰もが通る道。そこで恥ずかしがらずにきちんとしたフォームを身に着けることが、理想のカラダを手に入れる近道です。そこで、きちんとしたフォームや、思い描いた軌道で上げ下ろしができるテクニックを身に着けておかないと、効かせたい筋肉に負荷を与えることができなくなってしまいます。

トレーニング中級者くらいまでは、どうしてもどれくらいの重さを上げられるかにこだわってしまいます。確かに、重い重量を上げることも大事なことのひとつではありますが、トレーニングは上げられる重さを競っているわけではありません。

きちんとしたフォームや、思い描いた軌道で上げ下ろしができるテクニックを身につけることが大切です

重量にこだわっていると、どうしてもフォームが乱れてしまいがちで、鍛えたい筋肉に効かせることができなくなっていくことも少なくありません。それよりも自分がきちんとコントロールできる重さで、確実に効かせたい筋肉を使って上げることのほうが重要なんです。私も昔は重さにこだわっていましたが、今はベンチプレスでも100kg程度の重さしか上げません。近くにもっと重い重量でやっている人がいると、対抗したくなる気持ちもわかりますが、そこはグッとこらえて本来の目的である狙った筋肉に効かせることを優先しています。

初心者の方もバーだけだからといって恥ずかしがる必要は全くありませんから、本来の目的を忘れないようにしましょう。どうしても恥ずかしさが先に立ってしまうような場合は、誰か一緒にトレーニングしてくれる人、できれば教えを請えるような先輩を見つけるといいかもしれません。誰かと一緒なら、恥ずかしさもだいぶ和らぐと思います。

撮影/長谷川拓司

岡田隆(おかだ・たかし)
1980年、愛知県出身。日本体育大学准教授。JOC強化スタッフ(柔道)、柔道全日本男子チーム体力強化部門長。日本体育大学大学院体育学科研究科修了。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。自身もウエイトトレーニングの実践者として2014年にボディビルコンテストに初挑戦。デビュー戦となった東京オープン選手権大会70kg級で優勝を果たす。16年には日本社会人選手権大会を制し、日本選手権大会にも出場。骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌等多くのメディアで活躍中。『2週間で腹を割る!4分鬼筋トレ』(アチーブメント出版)『バズーカ式【超効率】肉体改造メソッド』(池田書店)など著書多数。
バズーカ岡田オフィシャルブログ