【2018ジャパンパラ ウィルチェアーラグビー競技大会】日本代表がイギリス代表を下して優勝!




パラスポーツ競技のなかで、唯一、車いす同士がぶつかることが許されており、“車いすの格闘技”とも言われるほど激しい攻防が繰り広げられるウィルチェアーラグビー。イギリス、スウェーデン、フランスという欧州のトップ3ヶ国を迎えて行われた「2018ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会」が、5月24日(木)から27日(日)の4日間にかけて千葉ポートアリーナで開催され、日本代表が見事に優勝を果たした。

各チームと2試合ずつ6試合を戦った予選で、日本代表は5勝1敗の成績を残して首位通過。27日の決勝戦では、同じく5勝1敗のイギリス代表と大会3度目の対戦となった。

キャプテンとしてチームを牽引する池透暢

試合は序盤から、エースの池崎大輔(7番/北海道BigDeppers)が連続トライを奪うなど、得点を積み重ねてリードを奪う展開。世界ランク5位の強豪・イギリス代表も食い下がりトライを重ねるが、日本代表はキャプテンの池透暢(21番/Freedom)のロングパスから池崎が速攻を仕掛ける攻撃を繰り出すなど、失点後すぐに点を取り返すことでリードを保っていく。

6点リードで迎えた第4ピリオド、最後は焦りのみえたイギリス代表のミスを突いて少しずつリードを広げ、効果的に時間を使い切った日本代表が54-46で見事に勝利し、優勝を果たした。

日本代表初の女子選手として随所に力を発揮した倉橋香衣

今大会では日本代表初の女性選手である倉橋香衣(3番/BLITZ)を積極的に起用するなど、新たな試みをしながら優勝という結果を残した。2020年の東京パラリンピックでの優勝を目指し、現段階の力を推し量るうえで非常に重要な位置づけとして臨んだこの大会は、大きな自信をつける結果となったはずだ。今後は6月にカナダ遠征、8月にはオーストラリアで開催される世界選手権に臨む。

優勝を果たした日本代表チーム

また、大会期間中は、競技体験をできる機会を多く設け、会場隣では千葉市主催のパラスポーツ体験イベント「Go Together~みんな一緒に共生する未来~」が開催されるなど、多くの人がウィルチェアーラグビー、あるいはパラスポーツに触れることができ、競技普及の面でも非常に実りある4日間となった。

なおVITUP!では、大会やイベントの詳細、競技の魅力について後日紹介する。

取材・文・写真/木村雄大