【石森太二の「TAIJI THE WORLD」第11回】太二式トレーニング~腹筋②




プロレス界でも屈指の筋肉美を誇る石森太二選手の連載コーナー『TAIJI THE WORLD』。今週からは実際のトレーニングメニューを紹介するシリーズがスタート。まずは石森選手自慢のパーツである腹筋をつくるメニューを数回にわたって紹介していきます。太二式トレーニングで目指せシックスパック!

腹斜筋を鍛えるワイパーとロシアンツイスト

腹筋トレーニング編の第2弾。今回は鉄棒などにぶら下がりながら行なう腹筋を2種類紹介します。これはぶら下がって体勢を維持できる筋力が必要となるため、上級者編と言ってもいいかもしれません。

まずはぶら下がり式のワイパー。ぶら下がって腹直筋を収縮して足を上げていきます。時計の針で言うと、12時をスタート地点として右は3時、左は9時の位置まで下ろします。左右に振るので腹斜筋に大きな効果があります。

時計の12時の位置まで足を上げる
3時の位置まで足を倒す
反対の9時の位置まで足を倒す

ぶら下がり式のワイパーは、腹筋はもちろん、ぶら下がっている力も必要なので、かなり難易度は高め。難しいという人も多いと思います。もう少しレベルを落として腹斜筋に効かせる方法もあるので紹介しましょう。

ロシアンツイストは足の動かし方はワイパーと同じで腹斜筋を鍛えるトレーニングです。床に背中をついた状態で足を上げ(12時の位置)、左右交互に倒します(3時、9時の位置)。左右に足を倒したときは床につくギリギリで止めます。また、頭は床につけずに上げるようにしましょう。

レッグレイズの強化版!

もう一度、ぶら下がりのメニューに戻ります。今度は左右ではなく、上下に動かします。わかりやすく言うと、床で行なうレッグレイズの強化版と思ってもらえればいいでしょう。レッグレイズ同様、腹筋の下部にとくに効果があります。

反動をつけずに足を上げる
足の裏を天井に向けるように
ゆっくり下ろす

やり方のポイントは上げるときに反動をつけすぎないこと。腹筋を使って体を維持しながら足を上げていきます。回数を重ねていくと反動をつけないと上がらなくなるので、ラスト数回は反動をつけてもOKです。最初から反動をつけないと上がらないという人は、負荷が大きすぎるということなので、まずはレッグレイズから始めたほうがいいと思います。

今週はぶら下がり式のメニューを紹介しました。フラットな状態で行なう腹筋よりもどちらも難易度は高めですが、腹筋に自信があるという方は一度試してみてください。

 

撮影/中田有香

 

石森太二(いしもり・たいじ)
1983年2月10日、宮城県出身。闘龍門に入門し、2002年5月11日、メキシコ・アレナ・コリセオでの橋本史之戦でデビュー。2006年からNOAHに参戦し、GHCジュニアヘビー級王座最多防衛記録となる10度の防衛を記録。2018年にNOAHを退団し、現在は新日本プロレスを主戦場として、ジュニアヘビー級戦線で活躍している。プロレス界でも屈指の筋肉美の持ち主。