アスリートが米粉を取り入れるべき理由①【川﨑泰代の美筋食 第46回】

「走るフードコーディネーター」川﨑泰代さんに体づくり、健康づくりのための食事と栄養について教わる連載。今回は、米粉の開発にも力を入れている川崎先生に米粉についてのお話を伺いました。

アツギトレリス(本厚木)内のフードコートに、川崎先生が監修を務める「startry cafe」がオープンしました。店内には、米粉を使用したメニューが用意されています。

米粉は、お米を粉末にした食材で、栄養価もお米と同様にタンパク質・炭水化物・脂肪・無機質・ビタミンB1・ビタミンEなどの身体に必要な栄養素を含んでいます。米粉で作られたパンや麺はモチモチとした食感が特徴ですが、メニューによってはとろみをつけたり、しっとりやさっくりさせたりと、様々な食感を楽しむこともできます。グルテンフリーである米粉のモチモチとした食感は、米にある粘り(糊質)によるもので、小麦粉のグルテンの粘り(ガム質)とは違うものです。また、小麦粉に比べ米粉のほうが、脂質が少なく炭水化物が多いため、総カロリーは米粉の方が低いということが言えます。

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小麦粉や片栗粉の代わりとして日常的な料理に活用できる米粉は、油の吸収率が低いという利点があります。運動をされている方は、脂分の摂取量を気にされている方も多いと思いますが、米粉は小麦粉や片栗粉に比べ、油の吸収率が2割ほど低くなります。唐揚げなどの揚げ物類をつくる際に米粉を使うことで、さっぱりと仕上がります。

さらに、米粉はアミノ酸スコアが高いという点でも運動をされている方におすすめです。アミノ酸スコアとは、食べ物に含まれるタンパク質の量と必須アミノ酸(イソロイシン・ロイシン・バリン・ヒスチジン・リシン・メチオニン・トリプトファン・フェニルアラニン・スレオニン)がバランスよく含まれているかを100点満点で表したものであり、アスリートには必要不可欠な栄養素です。米粉のアミノ酸スコアは65程度(小麦粉は40程度)とされ、栄養性に優れている食品と言えることから、アスリートの方には積極的に摂っていただきたい食材です。

 

簡単!自分で作れる米粉レシピ
【米粉のバナナパウンドケーキ】

◆材料(21cm×11cm×高さ7.5cm型)
米粉…100g
全卵…2個
上白糖…100g
無塩バター…100g
ベーキングパウダー…3g
バナナ…1本

◆作り方
1.全卵、上白糖を混ぜる。
2.白糖が溶けたら、溶かしバターを入れて混ぜる。
3.に米粉とベーキングパウダーを入れ、粉っぽさがなくなるまで十分に混ぜる。
4.3に適当な大きさに刻んだバナナを入れ、さっくり混ぜる。
5.型に流し込む。
6.180℃に温めておいたオーブンで25~30分焼成する。

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川﨑泰代(かわさき・やすよ)
フードコーディネーター。アスリートフードマイスター。食育インストラクター。IHクッキングクリエーター。小学生のころよりバレーボールを始め、以来スポーツが生活に欠かせないものとなる。「走るフードコーディネーター」として、自らもフルマラソンに挑戦するなどアスリートとしての顔も持つ。自身の経験から「強い体と心は『食事』で作られる」と言うコンセプトのもと、一般アスリートからトッププロまで幅広く食事を指導。テレビ、ラジオ、雑誌などメディアでも活動している。
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