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階段を上り続けることが大事【髙田一也のマッスルラウンジ 第12回】

タレントや会社経営者など多くのクライアントを指導してきたパーソナルトレーナー、髙田一也が「仕事」と「トレーニング」、「社会」と「トレーニング」の適切な関係性を探るこの連載。今回のテーマは、パーソナルトレーナーとしての成長について、です。

常に成長を求める姿勢

学校教育から卒業して、社会に出て、年齢やキャリアを積み重ねていくと、任されている仕事がある程度はこなせるようになっていきます。すると、必ず「次の段階」が見えてくるものです。

そこで「できるようになった」と思って安堵するか、「まだ昇るべき階段があるんじゃないか」という気持ちで前に進むか。そのチョイスによって、行き先が全く変わってくるように思います。

何かに対して「できたな」と思うと、そこで全てが完結してしまいます。常に「これができたから、また次があるはずだ」という考え方ができないと人としての成長は止まってしまうのではないかと。

これは体づくりでも同じことが言えます。「できた」「ここまでで十分」と思った時点で、それより先の成長は見込めなくなくなります。

ここにきて職業としてのパーソナルトレーナーに注目が集まるようになってきました。年々、パーソナルトレーナーの数は増加していると聞きます。

パーソナルトレーナーはクライアントの体を預かり、そして心の指導もしていかなければいけません。ある程度の指導ができるようになったと思っても、その次の段階が必ず訪れます。今は“パーソナルトレーナー”というものがちょっとしたブームにはなっていますが、「また次があるはずだ」という気持ちで臨んでいなければ、その仕事は務まりません

人生になぞらえて考えると、人は歳を取るにつれて、できないことが多くなっていきます。人はみんな、生まれた瞬間から「できないことが多くなる」という現実に向かって走り出していきます。若い世代の人たちへの影響力も、しだいに失われていきます。そこには、年功序列だけでは成り立たない何かが存在します。

でも逆に、年齢を重ね、昇るべき階段を着実に昇っていくと、その年齢だからこそできることが見つけられるはずです。いくつになっても、まだ次がある。そして、階段を昇りながら自分のキャパシティーを広げていき、できることを見つけていく。人生は、そういう作業の繰り返しのような気がします。

高田一也(たかだ・かずや)
1970年、東京都出身。新宿御苑のパーソナルトレーニングジム「TREGIS(トレジス)」代表。華奢な体を改善するため、1995年よりウエイトトレーニングを開始。2003年からはパーソナルトレーナーとしての活動をスタートさせ、同時にボディビル大会にも出場。3度の優勝を果たす。09年以降はパーソナルトレーナーとしての活動に専念し、11年に「TREGIS」を設立。自らのカラダを磨き上げてきた経験とノウハウを活かし、これまでに多数のタレントやモデル、ダンサー、医師、薬剤師、格闘家、エアロインストラクター、会社経営者など1000名超を指導。その確かな指導法は雑誌やテレビなどのメディアにも取り上げられる。
TREGIS 公式HP