グアム親善大会の思い出(高橋夏美)【マッチョ女子倶楽部⑯】




コンテストに挑む女性は何をキッカケにトレーニングを始め、どんな日常を送っているのか。そんな内容を阿部美早さんと高橋夏美さんに交互に綴ってもらう連載。今回は高橋さんがグアム親善大会の思い出を振り返ります。

みなさんこんにちは、高橋夏美です。
「マッチョ女子俱楽部」私の担当としては8回目のコラムです!
前回までの連載では、フィットネスビキニというボディビルの大会に出場するまでや、初の大会出場についてお話ししてきました。

初出場の大会の結果は3位でした。その当時は、初めての挑戦でメダルをもらうことができてとてもうれしい気持ちと、悔しい気持ちと、いろいろな感情がありました。
ただ、モチベーションが上がったことは確かです。

その年は、その後にグアム親善大会に参加しています。正直、いつまで競技を続けるかわからなかったし、もともと海外の大会へ憧れがあったのでチャンスがあるなら挑戦できるときに挑戦しよう! という勢いで決意しました。旅行ついでに応援に来てくれた同僚がいたのも私の背中を押してくれました。

はじめに言ってしまうと、結果を残すことはできませんでしたが、この大会に出場したことは私にとってとてもいい経験になりました。ビキニの選手だけではなく、フィジーク、ボディビル、フィットネスと他のカテゴリーの選手の方たちも数日間一緒に過ごす中で交流できたことは新鮮でした。グアム親善大会ではボディカラーもOKなので、一緒になった先輩方にはカラーリングの仕方などたくさん学びましたし、日本人選手として一体感も感じられました。

そして、参加して本当によかったなと感じたことは大会の雰囲気が、最高! ということです(笑)。
ざっくり“最高”で済ませてしまいましたが、本当に最高だったのです♪

大会は朝からプレジャッジを行って、夜にファイナルを行うスケジュール。夜は観客がお酒を楽しみながら観戦していて、盛り上がり方が違いました。SHOWの感覚に近いです。

お客さんは大会をとても盛り上げてくれるし、日本では緊張して楽しむという感覚がまだつかめてなかった私ですが、この大会に出場した時は、結果がどうとかを気にするのではなく、大会に出てパフォーマンスできること自体がとても楽しく感じることができました。結果が出なかったことは残念だし緊張もしましたが、この経験で大会に出場するときの気持ちは大きく変化したと思います。

何のために大会に出るのか? もちろん出るからにはいい結果を出したいと思う。
でもそれ以上に、自分ががんばった成果を観てもらって楽しんでもらったり、だれかが興味を持って大会にチャレンジしてくれたり、自分自身も楽しんで競技を続けられたらいいなと思います♪

勝ち負けは……大いに関係ありますが(笑)、関係ないです!
過去の自分より良くなっていればいいと考えています。

今年ももうすぐグアム親善大会があるので参加される方は、ぜひ思いっきり楽しんでほしいと思います!