コンテストと一般トレーニーの距離感 【マッチョ編集長のマッチョコラム第12回】




オードリーの春日俊彰さんの影響もあるのだろう。同じ選手が何年にもわたって出場しつづける傾向が強く、いわば新陳代謝があまり活発とはいえなかったボディビルコンテストであるが、ここ2、3年のあいだでかなり選手層が広がったように感じる。

他のスポーツと比較すると年齢層が高い競技であるものの、20代、30代前半の参加者が増加。また、上位に食い込んでいる選手たちに話を聞くと「初めて大会に出た」「コンテストに出るようになってまだ2年目」といった声もよく聞かれるようになった。

7月16日に開催さえた東京クラス別ボディビル選手権大会。これは筆者が出場した東京オープン選手権大会よりも、もうワンランク高いレベルにあるコンテストである。その75kg超級で優勝した外村修さんも、コンテスト歴3年のニューカマー。いまでこそバキバキの体をしている外村さんであるが、かつては体重が130kgほどあったという。

60kgもの減量に成功した外村さん

「60kgも減量するというムチャなことをやって(苦笑)、コンテストに出場するようになりました。初めて出た15年の東京オープン選手権では3位になりました」

大幅な減量に成功した外村さんはビルダーとして邁進。17年は東京クラス別だけではなく、関東クラス別選手権でも優勝。8月20日は東京ナンバーワンを決する東京選手権に挑むという。

「僕は普通のサラリーマンで、運動は好きだったんですが、ボディビルにはまったく興味を持っていませんでした。でも、『大会に出る』と決めてから、一生懸命に絞る(減量する)ようになりました

ある程度、体をつくってからコンテストに出場するのではなく、さきに「コンテスト出場」という目的を設定し、そこに合わせて体をつくっていく。近年、こういった人が増えているように感じられる。コンテストと一般トレーニーの距離がしだいに近くなってきているのかもしれない。