7月27日、パラ・パワーリフティングのエキシビション大会「ELEIKO CUP」がSPORTEC内特設ステージで行われた。パラ・パワーリフティングは下肢障害者を対象としたベンチプレス競技。まず、選手は脚にベルトを巻いて体を固定。
審判の合図でバーベルを胸まで下げ、また審判の合図で差し上げていく。
3人いる審判のうち2人以上が白旗を上げれば成功。自分のタイミングではなく、あくまで審判の合図に合わせて上げ下げせねばならないのが、この競技の難しいところだ。
このパラ・パワーリフティングの世界王者がシアマンド・ラーマン。リオ・パラリンピックでは健常者を越える310kgという記録を打ち立てている。
そんな“伝説の男”ラーマンがELEIKO CUPに来日。エキシビションで試技を行なった。275kgは軽々と成功。
続く290kgでは……。
これで心に火が点いたラーマン。すぐに再挑戦!
これには観客も拍手喝采。世界最強の試技を目の当たりにできた貴重な機会となった。