女性を元気に! 元格闘家・大山峻護のレッスン「WOMAN FIGHTNESS」<前編>




「見るだけではなく、格闘技の楽しさを体感してもらうレッスンがあってもいいんじゃないかという思いでスタートさせたのが『ファイトネス』です」

そう語るのはPRIDEなどで活躍した元総合格闘家の大山峻護さん。大山さんが格闘家の吉田善行選手とともに「FIGHT」と「FITNESS」を融合させたスタジオレッスン「FIGHTNESS」をスタートさせたのが2007年。

2014年に現役を引退した大山さんは、2015年にストレスチェックが義務化されたことを機に企業向けプログラム「FIGHTNESS for Biz」を考案。さまざまな企業に出向き、研修としてレッスンを行うようなった。

「アスリートのセカンドキャリアの新しい形をつくりたいという思いが僕のエネルギーになっています。僕自身が、引退したときに(その後の人生の)選択肢がないことに悩んだんです。でも、僕たち格闘家にはもっと可能性があるのではないか。現役時代に培ってきた知識と経験を持って日本経済を支える企業の方々を応援することができれば、それは日本を元気にすることにも繋がるのではないかと思ったんです。この2年半ほどの間、自分で営業して、企業様のところに出向かせていただき、プレゼンさせてもらって、開催にこぎつけるということ繰り返してきました」

これまでに60社ほどの企業で「FIGHTNESS」を開催。そんな大山さんが新たなプログラムとしてスタートさせたのが女性向けレッスン「WOMAN FIGHTNESS」だ。

「僕は女性が持つエネルギーに強さを感じていました。女性たちが元気になれば、さらに元気の輪が日本全体に広がっていくのではないかと考えたんです」

女性限定レッスン「WOMAN FIGHTNESS」は大山さんのみが指導にあたるのではなく、他ジャンルのコーチやトレーナーとのコラボ形式のイベント。前半は大山さんの「FIGHTNESS」、後半はコラボパートナーのレッスンという二部構成になっている。

これまでに『タオルDE大開脚』の著者・田中舞さん、「美姿勢ウォーキング」を展開しているモデルの栗本奈央さんらとコラボ。10月にはナチュラル美ボディ®アドバイザー・三船智美さんをパートナーに迎えてのレッスンを開催された。


「いろんな方とコラボすることで、化学反応が生まれるのではないかと思っています。より多くの人たちを元気にしていくには、僕1人の力だけでは限界があります。同じ思い、同じ理念を持つ人たちが集まって、よりたくさんの人たちといっしょにこの輪を広げていければと思っています」

(つづく)

取材/藤本かずまさ
撮影/やまなか順子‵