浦安市文化会館で開催された「マッスルゲート東京ベイ大会」(6月28日)は、ボディコンテスト選手の登竜門として知られ、多くのトレーニーが集う人気イベントだ。
多くのカテゴリーが用意される中、メンズフィジークではサーフパンツを着用し、逆三角形のたくましいボディを競う。スタイリッシュなカッコよさが評価される人気部門である。
今大会に初出場した齊藤諒(26歳・システムエンジニア)は、メンズフィジーク新人の部168cm以下級で準優勝、一般168cm以下級では見事に優勝を飾った。半年以上かけて計画的にトレーニングと減量を続けてきた彼は、扱う重量を落とさず筋力を維持しながら、体を絞ることに注力。今大会で努力の結晶である肉体美を披露した。コンテストにはジムのトレーナーの勧めで挑戦を決意し、周囲の応援も大きな力となったと言う。
「緊張しましたが、地元の広島から応援に駆けつけてくれた仲間の存在が大きな支えになりました。去年、この大会と同じ日に祖母が亡くなったこともあり、特別な気持ちで臨みました。今後も弱い自分に打ち勝つようにがんばっていきます」と語った齊藤。節目のタイミングで結果を残した彼は、今後も自分に甘えず、トレーニングと生活の両面でさらなる成長を目指す。
若き挑戦者が見せた堂々たる姿。その背中は、これからコンテストを目指す人々にも大きな勇気を与えるだろう。
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