24時間トレーニング! “鉄人”小橋建太がエニタイムフィットネス等々力をオープン【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第11回】




VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか? 私は2週連続で子供の運動会(体育祭)です。

さて、ゴールデンウイーク真っただ中の4月30日に“鉄人”“絶対王者”と呼ばれた元プロレスラーの小橋建太さんが、自身の会社・株式会社FortuneKKの新事業の一つとして、エニタイムフィットネス等々力をオープンしました。

©FortuneKK

小橋さんはこれまでにもVITUP!で紹介してきたように、「プロレスエクササイズチャレンジ」や「健康促進プログラム」など、トレーニングや健康についての取り組みを積極的に行なっています。そのなかでトレーニングジムを運営することになったのはなぜなのでしょうか?

「もともと自分自身が体を動かすことが好きだし、いつかはジムをやりたいなっていう気持ちはあったんです。現役を引退して今年で5年。5年もかかったのかって言う人もいるかもしれないですけど、今だからこそできるし、いいタイミングだと思っています」

小橋さんといえば、全日本プロレス四天王、NOAHの絶対王者として活躍し、熱いファイトでファンを魅了してきた名レスラー。その一方で再起不能と言われたヒザの大ケガや腎臓ガンを克服し、見る者にたくさんの勇気と感動を与え続け、引退した今でも多くのファンからの熱い支持を受けている人物です。こうしたケガや病気の経験があったからこそ、より健康にはこだわりたいのだと言います。

「自分はケガや病気をいろいろしてきました。引退して5年が経って今は51歳。自分と同じ年代の人たちが体を鍛えて健康になっていくことはとても大事だと思っています。今の日本は高齢化社会でたくさんの高齢者の方がいます。病院に通うのではなくて、自分の健康は自分で守るというコンセプトがあって、ジムを開くことになったんです」

現役時代の小橋さんは、ヒマさえあればトレーニングをしているというほどの練習好きで、ハワイに行ってもビーチよりもジムにいる時間が長かったというエピソードの持ち主。「24時間いつでもトレーニング」を体現してきた“鉄人”が、24時間営業のフィットネスジムを運営するというのが、見事にハマっています。

©FortuneKK

「ここのジムは広いし、24時間営業なので、時間に縛られることなくいつでもできる。本人のやる気さえあれば、15分でも30分でも空いた時間に体を動かすことができる。そうやって少しでも体を動かせば、必ず健康にいい影響があると思います。引退してから講演会をやったり、プロレスエクササイズをやったり、いろんな事業をやってきたなかで、『みんなで健康になろう』というコンセプトを持ちながら、ずっとやりたいと思っていたジムをできるのは嬉しいですね」

トレーニングを始めるきっかけは何でもいい。「小橋建太」というきっかけでトレーニングをする人が増えたとしたら、それはすごく素敵なことだと思います。ケガや病気を通じて誰よりも健康の大切さを知っているからこそ、小橋さんは自分でジムを運営して、多くの人に体を動かすことで健康になってほしいと考えているのです。

しかし、数々のトレーニングに関する伝説を持つ小橋さんだけに、もしかしたらジム会員の誰よりもたくさんジムでトレーニングをしているかもしれませんね。

エニタイムフィットネス等々力→https://www.anytimefitness.co.jp/todoroki/

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。