開始時間30分前、ぞくぞくと参加者が体育館に集まります。皆さん談笑したり、個々にストレッチをしたりするなどリラックスしたムードです。
そして開始時間の午後1時になると、いよいよ岡部さんの登場です。まずはトレーニングの組み立て方を、座学で学びました。
皆さんはトレーニングの前、軽い準備運動だけで始めていませんか? 岡部さんによると、トレーニングは可動域が重要とのこと。可動域を広げるためにまずは筋肉を「ほぐす」ことと「おこす」ことが大事だと言います。ということで、最初は筋肉の「ほぐし」からスタートします。
野球ボールを使って、腸腰筋からほぐしていきます。この部位は120%の人が凝っている場所ということもあり、あちらこちらから悲鳴が聞こえてきました。
私も違う取材で同じようなことをしたことがありますが、確かに痛かった記憶があります。でも腸腰筋はお尻のトレーニング前には絶対ほぐすべき場所なのだそう。そう言われては、やるしかないです。
腸腰筋のほぐしの後は、中殿筋や肩甲骨などをほぐしていき、次は筋肉の「おこし」に入ります。
最初に配られたゴムバンドを足や腕に巻いて筋肉に負荷をかけていきます。参加者の方々の顔は歪み、だんだん汗がにじんできました。まるでトレーニングをしているかのようですが、これはまだまだ準備段階。恐るべし、美尻のカリスマ。
この「ほぐし」と「おこし」をしっかりやることで、よりトレーニングの効果が高まるということを一番に伝えたかったという岡部さん。参加者の皆さんはその重要性を身をもって実感したことでしょう。
ラストはゴムバンドを使ったチーム対抗リレーです。A、B、C、Dの4チームで競います。優勝チームにはプロテインのご褒美という岡部さんの一言に盛り上がるトレーニング女子たち。しかし、速さばかりに意識を取られてしまうと、先生からの指導が入りタイムロス。しっかりお尻に効かせて……。
岡部さんとアシスタントの滝沢さんはゴムバンドを切ってしまうハプニングもありましたが、これはそれだけしっかり負荷をかけられている証拠。レースは圧倒的な強さでAチームが優勝を飾りました。
Campには個人で参加している方が多いようでしたが、お互いを励まし合いながら交流を深めていたようでした。
最後はみんなで記念撮影。
結局、初回はトレーニングに入らず終了。それほどトレーニング前の「ほぐす」「おこす」という作業が重要ということですね。岡部さんも「トレーニングだけではなく、ずっとこれがやりたかった」と満足の表情。参加者の皆さんにも伝わったのではないでしょうか。
次回は、50人規模での「Camp」をレポート予定です。いよいよトレーニングに突入&人数も半分に減り、指導がさらに厳しくなっちゃうかも!? お楽しみに。
取材&文・中田有香/撮影・佐久間一彦