刀を持った袴姿の方たちが、ゾロゾロと並び、
マイクを握った小山将生先生の挨拶を合図に、演武の開始です。
真剣(?)を持った女性剣士たちが、一太刀、二太刀と振り回し、
無駄のない動きで一礼をして下がります。カッコ良い!!
そして小山先生が、襲い掛かる若者を相手に棒術(?)で制します。
さらにトンファーようなものを振り回す若者を小太刀で仕留めます。
印象的なのは、動きが小さく、素早く鮮やかなところ。
達人たちは、みんな動きが小さいなぁと感心しました。
最後は、女剣士が真剣で藁を真っ二つに。
ハラハラドキドキの演武でした。
さて、次に出演したのは、柔道の七戸龍先生です。で、でかい。
七戸先生は、2015年の世界柔道100kg超級の銀メダリスト。
お父さんが、極真カラテで怪物と呼ばれた七戸康博さんという有名な方だそうです。
格闘家の濃い血が、ビンビン流れているんですね。
得意技は、内股という両足の間に片足を入れて跳ね上げて投げる技のようです。
今回は特別に、海外の選手が日本人相手によく使う投げ技も披露してくれました。
袖釣り込み腰だそうです。
この投げ技は、名前を忘れました。
東京オリンピックの時までに、勉強しておきます。
関節技や絞め技も見せてくれましたが、パートナーが可哀想でした。
司会を務めた川端龍さん(講道館杯優勝)が、
「痛いよね~。もっと締めてみようか。もっと痛いよね~」
とナイスコメントで会場を笑わせます。
さらに「今回は特別に、七戸選手を投げることができます!!」と
お客さんが2名選ばれました。
一人目は、いかにも柔道経験者風のお兄さんが、七戸先生をドスン。
さらに綺麗なお姉さんが、腕を引っ張ると七戸先生を豪快に投げました。
楽しい柔道の達人たちの演武でした。
今度は……、「人気格闘技漫画『グラップラー刃牙』のモデルとなった
平直行先生の登場です」と女子アナの声が響き渡ります。
あの、刃牙のモデルかぁ~。どんな人なんだろうか。
「みなさん、こんにちは。平直行です」
ペコペコする平先生。あまりにも軽いノリに、ズッコケそうになる。
「僕がやっているのは、活殺という格闘技で、東洋に古くから伝わる身体論を教えています。よろしくお願いします(ペコリ)」
平先生は、パートナーの腕を両手で掴みますが、「この人には腕力ではかないません」と引き抜かれて転がってしまいます。「でも、それはただ単純に腕を抑えるという指令だからです。脳に、違う指令を送ると、こうして相手をコントロールすることができますよ」と、同じように腕をとられたパートナーが人形のように操られてしまいました。
のたうち回るパートナーを見て、笑みさえ浮かべる平先生。
この姿に、刃牙を見ました!!
もはや、マジックとしか思えません。
今回も、達人たちの妙技に酔いしれました。
みなさんも鍛えれば、ある程度はできるようになるようです。
まだまだ次回へ続きま~す!!