靴下をはけるようになりたい
足の爪を切れるようになりたい!
大晦日の年越しトレーニングでは、4時間の長丁場を必死に乗り切り、世の中の中年メタボの方々に勇気を与えたぷぅやん。充実した気分で2019年を迎え、日々トレーニングに励んでいる……と思いきや。
「いやぁ、大晦日トレーニングの後からは一切運動はしてないですねぇ。体が痛くて翌日からまったく動けなかったんですよ。へへへ」
ぷぅやんは、とにかく自分に甘い。毎日食べているアイス以上に自分に甘い。砂糖を増し増しにしてチョコレートをトッピングしたお汁粉よりも自分に甘い。自分を甘やかし続けた結果、20年で20㎏増量してしまったのでした。
自分に甘いなら誰かに見てもらおう。というわけで、今回は初めてのパーソナルトレーニングを行なうことに。お邪魔させてもらったのは、飯田橋駅西口から徒歩2分、編集部からも徒歩3分という絶好の場所にある整体&パーソナルトレーニング「Nature Body Plus(ネイチャーボディープラス)」さん。
現役のプロ格闘家であり、トレーナー、整体師としても体の仕組みを知り尽くす、房野哲也先生にぷぅやんの体を見てもらい、トレーニングを指導してもらいます。まずはカウンセリングから。
「お腹が出すぎていて、足の爪を切ったり、靴下をはいたりというのが困難なんです」(ぷぅやん)
太りすぎで足の爪を切れない。靴下をはけない。そんな人でも大丈夫なのでしょうか?
「大丈夫です。ウチは畳一畳あればできるトレーニングというのをウリにしているので今日は家でもできるメニューを中心にやっていきましょう」(房野先生)
というわけでさっそくレッスンがスタート。まずは何をやるにしても体幹が大事ということで、プランク、体幹トレーニングから。しっかりと体幹に効かせるに姿勢を作ります。「頭の後ろ、お腹、お尻までを水平になるように上げてください」と房野先生。
姿勢を整えてもらうと、腹筋への負荷がぐっと増した様子。「これは結構効きますね」(ぷぅやん)
基本姿勢ができたら、片足ずつ、片手ずつ、上げながらにもトライ。足を上げるときは高く上げすぎず、傾けすぎず、かかとを遠くに伸ばすイメージ。手を上げるときは上げすぎると体がねじれてしまうので、真っすぐ伸ばす。的確なアドバイスを受けて、負荷をかけていきます。すると、ぷぅやんの額からは早くも大量の汗が吹き出します。
畳一畳でできる体幹トレーニングに続いては、これまた畳一畳でできるスクワット。まずはぷぅやんのフォームをチェック。股関節が硬いことがすぐにわかります。
「じゃっかん右に寄る感じがありますね」(房野先生)
「左の股関節が痛いのでどうしても右に傾くんです」(ぷぅやん)
左股関節が痛むのは? スクワットの際、右に体が傾くのは? ぷぅやんの体をチェックすると……。
「原因は左足のほうが短いからですね。なのでこれを調整します」と、体のゆがみを調整。これぞトレーニングだけでなく、整体も行なっている「Nature Body Plus」だからこその利点。
そしてスクワットの際の体の動かし方も指導を受けます。ヒザから動かすのではなく、電車の空いている座席に座るときに「すみません」といってしゃがみこむ感じをイメージして骨盤から動かすこと。このイメージをもって、ファンクショナルトレーニングツールのViPRを使ってスクワットを行ないます。さらに足を上げて股関節を動かしていきます。
股関節周りをしっかり動かして、これまでとは違う感覚を得たぷぅやん。そして再度スクワットをやってみると、左側の股関節の痛みもなく、楽に腰を落とすことができます。
写真で最初と比較してみても、姿勢の違いは一目瞭然。これなら足の爪も切れるし、靴下もはけるかも!
今日は収穫あり。房野先生ありがとうございました。……と、帰ろうとするぷぅやんでしたが……。
「では、アップが終わったのでこれからレッスンに入りましょう」(房野先生)
「えっ!? これからですか」(ぷぅやん)
後編では、ViPRを使ったトレーニング。ぷぅやんは無事に靴下をはけるようになるのか?
つづく……。
【取材協力】
整体&パーソナルトレーニング「Nature Body Plus(ネイチャーボディープラス)」
〔PROFILE〕
房野哲也(ふさの・てつや)/1978年11月23日生まれ。スポーツ歴は野球・バドミントン・バレーボール・ボクシング・キックボクシング・ブラジリアン柔術・総合格闘技(現役プロ)。ブラジリアン柔術を始めた後、ブラジルに三度修行へ渡り世界大会へも出場。ブラジルで総合格闘技の技術も学び、日本でデビュー。柔術を学び始めた頃に整体の先生と出会い自身のケアと共に整体や身体の仕組みに興味を持ち始め、技術を学んだ。