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「最強脳」は適度な運動から。【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第48回】




VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか?

1月23~25日の3日間にわたって開催された『健康博覧会/FOOD DESIGN EXPO 2019』に行ってまいりました。このイベントは国内最大級の健康産業BtoB商談展であり、健康食品・サプリメント、スポーツコンディショニング、リラクゼーションなどをテーマとしたブースがずらりと並んでいました。

「大学病院の先生が考えたサプリ饅頭」、「インフルエンザに対抗できる唯一ののどあめ」、「アマゾン産のスーパーフードを使用したプロテイン」……etc。900社が出展しているとあって、見ているだけで健康になりそうな気分です。

今回、会場をまわっていてとくに目についたのは「水素」という言葉。水素水をはじめ、水素吸引、水素プロテイン、水素タブレット(ラムネ)、水素カルシウムなど、水素を用いた商品が数多く出展されていました。実際、水素プロテインや水素カルシウム、水素タブレットを試飲、試食させてもらいました。その効果には諸説あり、実際に身をもって実感しているエビデンスもないため、この場での言及は控えさせてもらいますが、水素が大きな注目を集めていることは間違いありません。今後、何かしらの取材をしたときには、その成果を発表させていただきます。

食べたり飲んだりするだけでなく、何かできないかと探しながら歩くと、「脳を知ることは、自分を知ること」という文字を発見。43歳にして自分を知る。自分の脳を知ってみようということで、都立駒込病院の篠浦伸禎・脳外科部長監修のB-BRAINテストなるものに挑戦してみました。こちらは80問の質問に答えていき、脳のタイプと、脳の活用傾向を分析できるというテストです。普段からよく使っている脳の領域が、自分の考え方や行動パターンをほぼ決めてしまっていると言います。

右脳、左脳という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、人の脳にはこれに加え2次元脳、3次元脳があります。左脳とは言論や論理、計算や時間に関連する大脳の領域で、右脳は情緒や感性、視覚や音楽などに関連する大脳の領域。2次元脳は相手を中心に捉え、詳細な情報処理を行うところで、3次元脳は自分を中心に据え、全体を俯瞰した情報処理を行ないます。この4つの脳をどのように使っているかをテストの解答から導きだします。

私の診断結果がこちら。まずは脳のタイプ。

「右脳全体&左脳3次元優位タイプ」。左脳3次元=30、右脳3次元=27、左脳2次元=20、右脳2次元=23。左右のバランスは50%対50%で、3次元と2次元のバランスは57%対43%。比較的、脳をバランスよく使っているのがわかります。

診断内容は……
「おおらかで寛大なため、周囲の協力を集めるのもうまく、強いリーダーシップを発揮する」
「深い人間関係と様々な人たちの交流による広い視野で独創的なアイデアを出せる」
「自分の好きなことを優先して自由に行動し、達成感を楽しむ」
なかなか的を射ている気がします。強いリーダーシップを持ち、独創的なアイデアを出せて、自由に行動して達成感を楽しんでいます。

続いて脳の活用度はこちら。

人間脳90(理想値は70以上)、ストレス耐性=88(理想値は70以上)、動物脳プラス=70(理想値は70~80)、動物脳マイナス=10(理想値は30以下)。能動脳が63%で受動脳が37%。すべて理想値となっています。「ストレスに強く、感情に左右されず柔軟に物事を判断できる強くてしなやかな脳」と評価されました。診断してくれたスタッフの方いわく、「最強レベルの脳」だそうです。

この数字がもしも悪くても活用度やストレス耐性を上げていく方法はあります。そのうちの一つが適度な運動です。これは自分の実感として、予定が詰まっていてジムに行けない日々が続くとストレスを感じることがあります。一方で、予定が詰まっていてもジムに行って体を動かせば頭も体もスッキリします。

学生時代は「適度」ではない激しすぎる運動だったため、それがストレスに感じることもありました。現在はやりすぎず、やらなすぎず、適度な運動であることも、「最強脳」につながっているのだと思います。トレーニングをやれば思考はプラスに働きます。皆さんも、適度な運動で理想の脳を手に入れましょう。

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。