フィットネス・トレーニングに関わるすべての人へ~「マッスルコンテスト」って何!?③~




日本初開催がいよいよ迫ってきた「マッスルコンテスト」。2019年2月24日(日)にカルッツかわさきで開催されるこの世界規模のコンテストについて、大会アドバイザーとして携わる村上洋之氏(株式会社THINKフィットネス)に話を聞いた。最終回は、「マッスルコンテスト」が見据える未来について。

トレーニングは何歳から始めても遅くない

――ここまで、「マッスルコンテスト」がどういったものであるのかを伺ってきました。将来の展望や今後の展開などを教えていただけますか。

村上:最初にもお話ししましたが、コンテスト自体は基本的にウエイトトレーニングなどを行なっている方が出場するものではあります。ただその一方で、参加する、観る、購入するなど、広い部分で言えば、フィットネス・トレーニングに携わっているすべての方が参加できるイベントにしていきたいと思っています。日本だけではなく、アジアや欧米諸国の方々も来場したり、コンテストに出場していただいたりするほど、大きいイベントにしたいですね。

――そこまでグローバルなものになっていくと、それはトレーニングや健康の文化の発展にもつながっていきますね。

村上:最近はウエイトトレーニングやフィットネスの人気が高まってきて、多くの方が興味を持って実践していると思います。ただ、言い方は良くないかもしれないですが、そのなかには正しい知識だけでなく、正しくないものも含まれている可能性があります。ですから「マッスルコンテスト」では一般的に正しい、そして楽しいと感じてもらえるものを目指していきたいと思います。もちろん、そこにはトレーニングだけでなく健康という要素も含まれてくるはずです。トレーニー、トレーナー、フィットネス・トレーニング・ヘルス関連の企業様など、多くの人たちにイベントを見ていただき、その後につなげてもらえればうれしいですね。

写真提供:マッスルコンテスト・インターナショナル

――体を鍛えたり、健康になったりすることは、すべての人に関係することですからね。

村上:そうですね。コンテストにも「マスターズ」というカテゴリーがあり、今は40歳以上となっていますが、今後は50歳、60歳以上……と、より高齢のカテゴリーができてくる可能性もあります。ボディビルをやっている方、コンテストに出場される方たちというのは、見た目は年齢よりもかなり若く見えますよね。「40代、50代ですけど、今からウエイトトレーニングをやっても間に合いますか?」とよく聞かれるんですけど、年齢は関係ありません。そこはぜひ、初心者の方に踏み出してもらいたいと思っているところです。ジムに行かなくても、まずは自宅でできる腕立て伏せ、腹筋、背筋だけでもいいと思います。自分の健康や元気を作り上げていくというのは、いつからスタートしても遅くないと思います。

――また、トレーニングは内面にも変化を与えるものだと思います。

村上:その通りだと思います。ウエイトトレーニングは自分自身が頑張らないと絶対に続かないし、レベルアップしていきません。食事管理も含めて頑張って、3ヶ月とか半年くらい経ってやっとその結果が出ます。そこでやりがいを感じたり、楽しさを感じたりして、またモチベーションが高まります。そうやって一生懸命にやっていると、常にポジティブにいられますし、行動や発言にも変化が出てくると思います。

――トレーニングを続けて自分が変わってくると、当初とは違ったモチベーションが生まれることもよくありますね。

村上:本当にそうですよね。ですから最初は「マッスルゲート」から入ってもらって、より上を目指したくなったらフィジークへ、もっと筋肉をつけたいと思ったらクラシックフィジーク、そしてボディビルへと段階的にチャレンジしていくのもいいと思います。

――段階を踏んでいく上でも、入り口が広いというのは本当にいいですね。すでに体を鍛える人は増えているわけですから、これからコンテスト人口もどんどん増えていきそうな気がします。

村上:選手募集はコンテスト前日まで行なっていますので、一歩踏み出せる人はぜひコンテストに出場してみてください。そうでない人にも、まずはこのイベントに興味を持っていただき、会場に足を運んでみていただきたいですね。きっと何か感じるものがあるのではないかと思います。

取材/編集部 撮影/木村雄大

★「マッスルコンテスト」の詳細、参加申込等は公式HPからご確認ください。

世界規模のマッスルコンテストが2019年2月、日本初上陸!

【大会概要】
●大会名:
MUSCLE CONTEST(マッスルコンテスト)
●開催日:
2019年2月24日(日)
●会場:
神奈川・カルッツかわさき(川崎市スポーツ文化総合センター)
●開催カテゴリー(アマチュア6カテゴリー、60クラス):
・男子ボディビル(プロ資格認定大会、初心者大会、マスターズ大会 各体重別)
・女子フィジーク(身長別)
・女子ビキニ(プロ資格認定大会、初心者大会、マスターズ大会 各身長別)
・男子フィジーク(プロ資格認定大会、初心者大会、マスターズ大会、ジュニア大会 各身長別)
・女子フィギュア(プロ資格認定大会、マスターズ大会 各身長別)
・男子クラシックフィジーク(プロ資格認定大会 身長・体重別)
プロビキニ1カテゴリー
●出場選手数:
約300名(見込み)
●同時開催イベント
・パワーリフティング(ベンチプレス、デッドリフト)
・フィットネスダンス
・トレーニング/ボディビル/フィットネスセミナー
・マッスルゲート