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【トレーナーの輪】角田聖奈(パーソナルトレーニングジムBiP・チーフトレーナー)

現在、日本のパーソナルトレーナーは、物すごい勢いで増加中です。それだけ人々の健康やトレーニングに対する熱が高まっているという証拠でしょう。このコーナーでは、パーソナルトレーナーとして活躍する人物をフィーチャーして、紹介していきます。パーソナルトレーニングを始めようかと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。今回登場するのは、パーソナルトレーニングジムBiPでチーフトレーナーとして活躍する角田聖奈さん。美人・美尻トレーナーである彼女が考える『美』とは?

トレーニングを通じてボディメイクを楽しんでいただき
みなさんの人生がハッピーになる、そのお手伝いをする

著書『理想の体は自分で作れる! 美尻+美脚+美腹 チャレンジ』を2018年に出版したほか、ベストボディジャパンやミス・ワールド・ジャパン、JBBFオールジャパン・フィットネスビキニ選手権などで入賞を果たすなど、自身のボディメイクに高い意識を持つパーソナルトレーナー・角田聖奈さん。SNSにアップする美ボディで注目を集める彼女は、食育に関する資格も持つ、まさに『美』を追求し続けるトレーナーだ。そんな角田さんがトレーニングに目覚めたのは、高校生のときだった。

「たまたまミスユニバースの世界大会を見ていたら、アジア人とヨーロッパ人の体の違いに衝撃を受けたんです。いったいどうやったら、こういうメリハリのあるカッコイイ体になるんだろう……と。いろいろ調べていくと、まずは普段から筋トレをししないとこういう体にはなれないとわかりました。筋トレをすれば、つけたいところに筋肉をつけられるし、効率がいいと思って、学校から帰ってきたら家で筋トレをするようになりました」

もともと運動は苦手で“帰宅部”。「体育の授業は仮病使って休むくらいの運動オンチで、走れない、泳げない、跳び箱も跳べない」くらいだったそうだが、美しい体を手に入れたい、そんな思いが彼女を突き動かしていった。

「チューブとかダンベルとかも買ってトレーニングするようになりました。周りにはボディメイクのためにトレーニングをしている人はおらず、ちょっと変わってると思われていたかもしれないですけど、個人的には全く気にしていなくて。『ごめん、今日は筋トレがあるから遊びに行けない』と友達からの誘いを断ったりということもよくありました(笑)」

やがてジムに通いはじめ、美を競う大会にも出場するようになる。そのなかで友人の誘いを受けてトレーナーとしての勉強をはじめ、数年前からトレーナーとして働くようになっていった。ボディメイク関して努力を積み重ねる角田さんだが、一方で、2017年に出演したTV番組『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)では“暴飲暴食トレーナー”と紹介されたように、食べることがとにかく大好き。

「趣味は食べ歩きです。とはいえただ食べるだけではいけないので、なるべく乗り物は使わずに移動は徒歩にしています。例えば新宿でラーメンを食べて、原宿まで歩きながら、途中においしそうなものがあったら食べて、原宿に着いたらパンケーキを食べてとか(笑)。でも、こういう食事をしていても、トレーニングを続けていくことで急激に太るということはなくなったんです」

パーソナルトレーナーとしては、20代から50代まで幅広い世代の女性を主に担当する角田さんの指導の根源にあるのは、とにかく「美の追求」。まずはお客様の意識を変えるところから始めると言う。

「“痩せる”ために来るお客様も多いですけど、『ただ痩せるだけではキレイにはなれないんだよ』ということを最初に伝えるようにしています。大切なのは体重ではありませんし、お腹だけ痩せたい、部分痩せをしたいという方こそ全身のトレーニングをして、他の部分にボリュームを出すことでウエストや足が細く見えます。SNSで海外の方の体を見ていても、決して絞れてはいないけどボリュームがあって、いい体をしている方もいて私は好き。大切なのは、全身のバランスを客観的に見てトレーニングしていくことだと思います」

とはいえ、やはり“数字”が気になる女性も多いはず……。

「そういうお客様には、私のウエストを目の前で測ったり、体重計に乗ったりします(笑)。私はウエストが60センチを余裕で超えていてお客様より太いことも多いですけど、それでもキレイに見えるのは、バランスが良いから。大切なのは体重ではありません」

話を聞いていると、自身のボディメイクにも余念はなく、そのかわいらしさも美しさも兼ね備える見た目とは裏腹に非常にストイックに見えるが、「自身のトレーナーとしての特徴は?」と問うと、まったくストイックではないという答えが返ってきた。

「例えばお客様が食べすぎちゃったとしても、もう過ぎたことはしょうがないので、『おいしく食べられましたか?』って聞きますね(笑)。じゃあ切り替えて、今日から頑張りましょうね、って。トレーナーのイメージって、厳しいとか、怒られるとか、そういうイメージを持っている方もいると思うんですけど……私は、ゆるフワ系かな(笑)。ちょっと頑張ればできることを、なるべく伝えるようにしています。例えば、毎日のアイスがやめられないという人がいるのであれば、まずは2日に1回にしてみましょうとか」

「トレーニングを続けられない理由」に関するとある調査では、「面倒くさい」「意志が弱い」といったメンタル面の理由がほとんどだ。その点、角田さんは、いきなり高いハードルを設定することはせず、お客様が必ずできる範囲の目標をまずは設定することから始める。「1回トレーニングをして、一晩寝て、翌朝に体が変わっているなんてことは絶対にないので、継続が大事」と話すように、長いスパンで簡単に続けられるようなアドバイスを心がけているのだ。

最後に、これからトレーニングをはじめてみようと思っている人、あるいはトレーニングをしていて、パーソナルトレーナーのいるジムへ行ってみようと思っている人へのメッセージをもらった。

「私がトレーニングをしているのは、トレーニングにはマイナスになることがいっさいないと思っているからです。私もそうでしたけど、はじめからトレーニングが好きという方はほとんどいらっしゃらないはず。でも、なぜ続けられるかといったら、“変わっていく”ことが楽しいからなんです。筋トレをすることによって体も変わり、心もポジティブになる。本当に、人生が変わるほど得られるものがたくさんあります。トレーニングを通じてボディメイクを楽しんでいただき、みなさんの人生がハッピーになる、そのお手伝いをできればいいなと思っています」

取材・撮影/木村雄大

角田聖奈(つのだ・せいな)
パーソナルトレーナー、フィットネスモデル。パーソナルトレーニングジムBiP・チーフトレーナー。香港出身、日本人と台湾人のハーフ。『ベストボディジャパン2015』日本大会ファイナリスト、『ミス・ワールド・ジャパン2016』ファイナリスト、『2016年JBBFオールジャパン・フィットネスビキニ選手権』5位。栄養士、食育インストラクターの資格も持ち、料理教室や講演会なども開催する。
Twitter→@seina_tsunoda
Instagram→seina1105
パーソナルトレーニングジムBiP→https://bodyimpactplanner.com/