「腕が上げづらい」は、ねこ背になる兆候?




40歳を過ぎると、バンザイポーズができなくなる?
健康100年時代と言われながらも、こんな事実が浮かび上がってきました。

一般社団法人日本施術マイスター養成協会は、全国の40~50代の男女に「日々の動作における健康調査」を実施。40~59歳の男女1,000名を対象に、「起立した状態でバンザイして、腕を耳につけることができますか?」という質問をしたところ、66%の人が「無理なくできる」と答えたのに対し、34%は「どうにかできる」「できる時とできない時がある」「できない」と何かしらの困難を抱えているという結果が出ました。


調査概要:「日々の動作における健康調査」
【調査日】2019年2月14日
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,000人
【調査対象】全国40〜59歳の男女
【モニター提供先】楽天インサイト

 

バンザイをするのに困難が生じた34%に対し、「なぜできないと思いますか?」という質問には、「肩が痛い」「肩周りが固まっている感じ」など、身体のこわばりを感じている人が79.5%いました。

さらに、その34%に対し、「自分自身をねこ背だと思いますか?」という質問を行なうと、80%が「ねこ背だと思う」「ねこ背だと思わないが他人に言われる」「ねこ背ではないが、姿勢が悪い方だと思う」と何かしら姿勢が悪いことを自覚しているという回答になりました。

腕が上がらない理由

「腕が上げづらい」ことと「ねこ背」には関連性があるそうです。それは「大胸筋」「広背筋」という上半身における2つの大きい筋肉が縮んでしまうこと。意図的に肩をすぼめて、ねこ背の状態をつくってみてください。そしてその状態を保ったまま、バンザイをしてみてください。腕が上がらないことに気づきます。この肩をすぼめた状態のときに縮んでしまうのが「大胸筋」と「広背筋」なのだそうです。

 

大胸筋と広背筋は「耳ピタ」ポーズで伸ばす!

つまり、ねこ背状態を解消するには、大胸筋と広背筋を伸ばせばいい。では、どうやって伸ばせば効率的かと言うと、一番はぶら下がること。ただ、ぶら下がれるような高鉄棒は学校に行かないとないし、どこの家庭にもぶら下がり健康器を置くスペースがつくれるものでもありません。そこで同協会では寝たまま「耳ピタ」ポーズを推奨しています。

ねこ背を治すことが、肩こり、首こりの予防に

今回の調査では、腕が上げづらい人34%の中で、64.1%が肩こり、56.2%が首こりがあるという回答しました。

ねこ背が肩こりの原因の一つと言われていますが、同じように腕が上げづらい人も、肩こりになりやすいと考えられているそうです。

2月28日、「ねこ背が治る!寝たまま『耳ピタ』ポーズ」がKADOKAWAよりが出版されました。著者であり、ねこ背矯正の専門家である小林篤史氏は「いかに簡単に誰でもねこ背が解消できるか」を考え、寝る前1分でできるセルフケア法を考案。これまで20,000人のねこ背を治した簡単メソッドをチェックしてみましょう。

■書籍概要
書名  :ねこ背が治る!寝たまま「耳ピタ」ポーズ
著者  :小林篤史
ページ数:96ページ
価格  :1,404円(税込)
出版社 :株式会社KADOKAWA
ISBN    :978-4-04-604121-0
発売日 :2019年2月28日
Amazon販売ページ

情報元:一般社団法人日本施術マイスター養成協会