5月11・12日の二日間に渡り、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ・展示ホールにて「さいたまSPORTS Festibal 2019」が開催されました。毎年恒例の同イベントは、各スポーツ競技がブースを構えて来場者をお出迎え。親子連れがそれぞれのスポーツを体験し、笑顔あふれるイベントになりました。格闘技のK-1コーナーではスター選手の武尊選手がサイン&トークショーを行ない、多くのファンが駆けつけました。その盛り上がった初日の様子をリポートします。
今年の「さいたまSPORTS Festibal 2019」は、いよいよ来年に迫った「東京2020オリンピック・パラリンピック」開催へ向けての機運が高まり、各ブースに来場者が殺到しました。
正面入口より入ると、まずは競技用車椅子の試乗コーナーがあります。パラリンピックは、バスケット、陸上、ラグビーなど様々な車椅子の競技がありますので、これは貴重な体験ですね。さらに会場右のスペースでは、バドミントンとテニスのスクールが行なわれ、親子でプレーする姿を見かけました。
珍しい競技では、スポーツスタッキングやボッチャ、スナッグゴルフを発見! スポーツスタッキングはプラスティック製のカップを決められた形に積み上げる速さを競い合います。ボッチャは、白ボールをめがけて、赤と青のボールを投げ合い、一番、近い方が勝者となります。スナッグゴルフは、子どもが安心してプレーできるように設計された器具を使い、的をめがけてボールを打つ競技です。みんな楽しそう!!
メジャーな競技では、Tリーグで人気急上昇中の卓球、バレーボール、サッカー(フットサル)をちびっ子たちが、真剣に競い合っていました。
さらに奥地へ入ると、トランポリン、立ち乗りバランススクーター、自転車の漕ぐスピードを競い合うサイクルタイムトライアルが大人気。早く体験したいとブース前に長蛇の列ができていました。
その横では、ワールドカップを直前に控えたラグビーがミニボール投げゲームを実施。また、「さいたま国際マラソン(2019年12月8日開催)」のPRとして記念撮影ブースを設置し、「2019ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」のブースでは写真パネルと折り鶴の作成会がありました。
ひときわ目立っていたのは、スポーツクライミングと「ビバラ!クライムタワー」のふたつ。オリンピックの新種目となったスポーツクライミングは、高さ3m~4mの壁を登るボルダリングに子どもたちが挑戦。
動けなくなって泣き叫ぶ子どももいて、なかなかハードな競技でした。「ビバラ!クライムタワー」は、何10 mもあるタワーをひたすら登り続ける恐怖心と闘う競技です。両親が心配そうに、我が子を見つめる場面に遭遇しました。
そして、本日のメインイベントといってもいいK-1の人気ファイター・武尊選手が登場しました。サイン会ではファン一人ずつに対して丁寧な対応をしていましたので、さらにファンが増えたことでしょう。トークショーでは、試合で負傷した右手の手術跡を見せて順調に回復していることを報告。復帰は今秋になるようです。
また武尊選手だけではなく、6・30K-1両国大会に出場する晃大選手、玖村修平選手、玖村将史選手がトークショーの他にもミット打ちの体験会やプレゼント大会に出席し、ファンが満足する一日になったはずです。二日目のイベントでは、武尊選手との対戦が待望されているRIZINの那須川天心選手が参加したため、とても興味深いスポフェスになりました。
文・撮影/松井孝夫