元気があればなんでもできる。中高年の方こそトレーニングを。【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第79回】

VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか? 今日から9月。今年は夏らしいことをしないまま夏が終わろうとしています。

さて、先月末からスタートした心身健康倶楽部・枝光聖人さんの連載コーナーはご覧いただけたでしょうか? この心身健康倶楽部とは日本初の中高年専門パーソナルトレーニングジム。連載の中でも触れられているように、バリバリ鍛えたい人のためのパーソナルトレーニングジムではなく、中高年の方をはじめ、筋トレ初心者や過去にジム通いを挫折した人を対象としたジムなのです。

ジムはアスリートやムキムキになりたい人だけが通う場所ではありません。むしろ、肩や腰、ヒザなど、体のあちこちが痛くなってきた中高年の方にこそ、必要と言えるかもしれません。「元気があればなんでもできる」というアントニオ猪木さんの有名な言葉にあるように、中高年の方が元気でいるためにも筋トレは必要なものです。

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元気な状態と介護が必要な状態の中間の年齢を重ねて心身の活力が低下した状態のことを「フレイル」と言います。その語源は「Frailty(フレイルティ)」で、「虚弱」や「老衰」などを意味します。加齢によって食が細くなったり、運動量が減ったりすることで、活動量、筋肉量が減ると、フレイル状態になりやすくなります。

フレイルの基準は5つあります。①体重減少②疲れやすい③歩行速度の低下④握力の低下⑤身体活動量の低下。5つのうち3つに該当するとフレイル、1つ、2つの場合は前段階のプレフレイルと判断されます。フレイルになると介護が必要になるリスクが高まるので、適度な運動によってフレイル状態から脱却することが求められます。

トレーニングや運動はハードなことをする必要はありません。歩くことはもちろん、呼吸をすることや噛むことだって考え方によっては運動です。中高年の方のトレーニングはムキムキになるためのものではなく、健康的な生活を送るために必要な筋力を維持するための運動と考えればいいわけです。

枝光さんの話を聞いていて、「なるほど」と唸らされることが多々ありました。連載でも書かれていたように、自主的にトレーニングを継続できる人はおよそ1割で、9割の方はできないと言います。できない人でも継続ができるという心身健康倶楽部の秘訣も、この先の連載では紹介していきます。枝光さんの話の中からたくさんのヒントを得ることができると思うので、第2回以降もお楽しみに!

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。