真のフィジーク日本一に輝いた寺島遼。「これからも挑戦者の気持ちを忘れずに世界一を目指す」【2019 FITNESS GRAND CHAMPION SHIPS】

メンズフィジークの階級別日本一決定戦であるオールジャパン選手権の各階級上位入賞者が集い、その壁を取り払って真の日本一を決定する「JBBF FITNESS JAPAN GRAND CHAMPIONSHIPS 2019」が10/14(月・祝)にメルパルクホール東京で開催された。

今年新設されたこの大会を制し、見事にメンズフィジーク日本チャンピオンとなったのは、寺島遼。昨年の世界選手権、今年7月のアジア選手権の階級別コンテストで優勝を果たすなど日本有数のフィジーカーとして活躍している寺島だが、オーバーオールでの優勝はこれが初めてだ。

「167cmの僕にとって、身長が異なる選手と戦うというのはすごく不利なことです。なので、オーバーオールは永遠の課題だと思ってきました。常に目指していたところではありましたが、昨年も4位となかなか獲れなくて……」

右から3番目が寺島。ファイナリスト6名の中でも最も小柄だ

上半身の逆三角形をいかに綺麗に見せるかが大切になるフィジークにおいては、三角筋(肩)の大きさ、肩幅の広さ、そしてウエストの絞りがポイントになる。それゆえ、身長の異なる選手が並ぶと長身選手のほうがより大きく見えるため、有利と言われている。

しかしながら、ステージ上で寺島はその差を感じさせない抜群のオーラを放ち、見事に勝者となった。審査での大胆不敵な表情からは想像できないような涙を表彰式で見せたのは、多くの観客にとっても意外だったのではないか。

表彰式で涙を流した寺島

「オールジャパンからこの大会までは約1ヶ月半ほどの期間がありましたが、いつも通り、食事もトレーニングも変えずに調整をしてきました。そのなかで、不利と言われてきたことを克服でき、今までより一歩でも成長できたのかな?っていうのをあの時に感じて、つい泣いてしまいました」

日本でオーバーオール優勝を果たした寺島にとって、次なる目標は世界一だ。

「アジアや世界でも優勝できたことで期待もされていたと思いますが、僕は常に挑戦者という気持ちでここまでやってきました。これからもその気持ちを忘れずに、世界の舞台でのオーバーオール優勝を目標に頑張っていきたいと思います」

【大会結果】初開催のフィットネスオーバーオール大会の勝者は?~10/14(月・祝)開催 JBBF FITNESS JAPAN GRAND CHAMPIONSHIPS 2019

文・写真/木村雄大