トレーニング習慣のない人の8割が「疲れやすい」と回答。筋肉の衰えから始まる “カラダの疲労グセ” に注意




20歳~49歳の首都圏に住む男女のオフィスワーカー1,200人を対象にしたトレーニングに関するインターネット調査が実施されました。
近年の健康・フィットネスブームや「健康経営」に代表される企業の取り組みが注目される一方で、IT化にともない私たちはますます体を動かさなくなっています。男性の家事・育児参加、女性の社会進出による多忙化もまた、時間の制約を生み、現代人のトレーニング不足に拍車をかけているとも言えます。
今回の調査では、オフィスワーカーの意識と実態からトレーニングと健康における課題を浮き彫りにするとともに、世界的な運動医科学の権威である京都大学の森谷敏夫名誉教授が、現代を生きる私たちが知っておくべき「筋肉を鍛えること」の意義を伝えています。

<調査サマリー>
■「実年齢」よりも「健康年齢」を重視。6割以上が以前よりもトレーニングへの意欲や興味が増している。
■一方で、「時間の確保」がトレーニングの習慣化の足かせに。企業の福利厚生とのミスマッチも。
■筋肉の衰えから始まる悪循環“カラダの疲労グセ”。フィジカル&メンタル面で仕事にも私生活にも悪影響。

【調査概要】
期間:2019年9月20日~9月25日
方法:インターネットでのアンケート調査
対象:首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住でオフィスワークが仕事の中心となっている20歳~49歳男女 1,200人(普段のトレーニング習慣の有無別各600人)

■「実年齢」よりも「健康年齢*」を重視。6割以上が以前よりもトレーニングへの意欲や興味が増している。
急速な高齢化と医療費増加が深刻化する今の日本。政府による「健康寿命」延伸の推進を背景に、実際の健康状態を把握する指標として「健康年齢」への注目が高まっています。今回の調査でも、「健康年齢」の認知率は7割近くに上りました(言葉の意味を含めて知っている:27.8%+聞いたことはあるが詳しく説明できない:45%の合計)。「実年齢」と「健康年齢」のどちらが重要だと思うかを聞いたところ、8割以上が「健康年齢」の方が重要だと思うと回答。

また、「健康年齢」を若く保つために重要だと思うことは、「運動やトレーニングを習慣的に行う(79.5%)」が最も多く、身体を動かすことが大切だという考えが強いようです。
*健康診断の結果から、健康状態が何歳相当なのかを年齢で示したもの

実際に、以前よりもトレーニングへの意欲や興味が高まっていると答えた人は6割以上で

その理由は、「身体の衰えを感じているから(46.6%)」が最も多く、次いで「健康増進が推進されているから(39.9%)」、「太ってきたから(38.2%)」、「老後が不安で、なるべく長く働きたいから(34.3%)」といったように、「身体」と「社会環境」における変化が、トレーニングへの意欲を高める要因となっているようです。

■一方で、「時間の確保」がトレーニングの習慣化の足かせに。企業の福利厚生とのミスマッチも。
それでは、実際のトレーニングの状況はどうでしょうか。1度のトレーニングに費やす平均時間は「30分~60分未満(32.3%)」が最も多く、約9割が90分未満でトレーニングしています。

また、58.3%がトレーニングの時間をもっと短くしたいと考えていることが分かりました。その理由は、「他にも時間を割きたいことがあるから(62.9%)」が断トツで多く、「時間が短い方が継続的に通えると思うから」「無理やり時間をつくってトレーニングしているから」といった理由も目立ちました。

現在トレーニングの習慣はないがトレーニングへの意欲が高まっていると答えた人に、トレーニングを始める際にネックになることを聞いたところ、約7割が「時間の確保」と答え、他よりも圧倒的に多くなりました。

また、女性で「周りからの目」「運動が苦手」「どんなトレーニングをすればいいかわからない」と答えた割合が男性の2倍となり、女性におけるトレーニングの習慣化には、時間の確保以外にも様々な障壁があることがわかりました。

従業員の運動・トレーニングを支援する福利厚生制度もたびたび話題になっていますが、企業の思いとは裏腹な実態も明らかになりました。職場での運動習慣をサポートするための部活動やスポーツジムの法人会員などの福利厚生制度について聞いたところ、制度があると答えた人は約6割にとどまり、さらにそのうちの約7割が制度を活用していないことが判明。

その理由は、「時間がないから(44.4%)」が最も多く、次いで「費用が高いから(38.2%)」、「運動が苦手だから(20.2%)」となりました。

これらの結果から、トレーニングを習慣化する意識や意欲はありながらも、仕事や私生活が多忙化するなか時間の確保が難しく、断念してしまっている実態がうかがい知れます。

■筋肉の衰えから始まる悪循環“カラダの疲労グセ”。フィジカル&メンタル面で仕事にも私生活にも悪影響。
それでは、トレーニングの有無は私たちにどのような影響を与えているのでしょうか。現在トレーニングの習慣がない600人に普段感じている悩みを聞いたところ、7割以上が「疲れやすい」「疲れが残る」と回答。また、「仕事でモチベーションが高く持てない」「仕事のパフォーマンスが上がらない」「仕事で集中力が続かない」と仕事での不調を感じている人が過半数となりました。さらに約半数が「私生活でモチベーションが高く持てない」「暮らしに充実感が無い」と私生活での悩みも感じています。

一方で、普段からトレーニングしている人600人にトレーニングを習慣化したことで感じた変化を聞いたところ、最も多い36.3%が「身体の疲れを感じることが減った」と答えました。また、トレーニング習慣がない人の多くが悩んでいる仕事での不調については、19.7%が「仕事のパフォーマンスが上がった」、14.7%が「仕事へのモチベーションが高まった」と仕事でのポジティブな変化を感じており、「私生活へのモチベーションが高まった(21.8%)」、「暮らしへの充実感が増した(20.7%)」など私生活への好影響も多く見受けられます。他にも、「良い生活習慣を心がけるようになった(32.7%)」、「自信がついた(29.7%)」など、習慣的にトレーニングすることは、身体そのものはもちろん、オン・オフの様々なシーンにおいてメンタル面にも良い変化をもたらすことが明らかになりました。

私たちの筋肉は20代半ばをピークに、どんどんと衰えていきます。さらに、加齢と筋肉の衰えはともに基礎代謝の低下につながるためカラダに脂肪がつきやすくなり、筋肉への負担も増すことでいっそう疲れやすいカラダになってしまいます。疲れを感じているとトレーニングを避けるようになり、筋肉が衰え、もっと疲れやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。デスクワークやリモートワークなどが増え、ただでさえ運動不足になりがちな現代のオフィスワーカーにとって、この“カラダの疲労グセ”から抜け出すことがとても大切です。

■“筋肉のスペシャリスト”森谷敏夫京都大学名誉教授「筋肉は大切な“臓器”、病気予防にも不可欠」
今2人に1人(40~74歳の男性)がメタボリックシンドロームの状態にあると言われています。食べ過ぎが原因と考えがちですが、実は、今の20歳以上の男女の平均摂取エネルギーは約1,800kcalで、終戦の翌年に日本人が食べていた量よりも下回っているのです。つまり、メタボは食べ過ぎが原因で起こっているわけではないということ。本当の理由は、現代人の筋肉が衰えているからです。筋肉は最も大量に脂肪と糖質を燃やす「臓器」で、炭水化物の90%は筋肉と脳で消費されるようになっています。したがって、筋肉が衰えると、その分代謝が落ちて脂肪が溜まりやすくなるのです。
筋肉の衰えによって脂肪があまりにも多くなると、高血圧、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞などの病気が発生するリスクも高まります。脂肪が増えないように筋肉を維持することは非常に大事で、筋肉を鍛えることは様々な病気を予防する手段にもなるのです。
「疲れやすくなった」「疲れが取れづらい」と感じたら、それは筋肉の衰えのシグナルかもしれません。“カラダの疲労グセ”を防ぎ、病気知らずのカラダで日々をいきいきと過ごすためにも、忙しい現代人には効率的に筋肉を鍛えられるトレーニングが必要です。

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