VITUP!に登場した話題の美女キックボクサー・ぱんちゃん璃奈選手(ストラッグル)。
その後も連勝を続け、未だ負けなしのプロ戦績5戦5勝という快進撃です。
そんな彼女の次の試合が12月8日、東京・後楽園ホールで開催される新日本キックボクシング協会『SOUL IN THE RING CLIMAX』の第4試合に決まりました。
それに伴い10月28日、東京・代官山にある新日本キックボクシング協会伊原道場で記者会見が行なわれました。
今回、ぱんちゃん選手と対戦するのはムエタイの本場タイのペットチョンプ・モークルンテ・プトンブリ選手。
所属ジムの鈴木秀明会長によると、身長は165㎝で、ボクシングの戦績は15戦7勝5敗3分。先日も世界戦を行なったばかりの強豪選手なんだそうです。パンチで攻めてくるタイプで蹴りはあまり出さないそうで、日本にもボクシングの試合で来た経験があるとのことです。
今回は46㎏契約の3分3Rで試合が行なわれます。
以下は記者会見で行なわれたぱんちゃん選手への質疑応答です。
――まずは一言。
「今回はKOはできなくてもダウン1回は取りたいと思います。東京MXで流していただいているCMはずっと2月の試合のままなので、ダウンを取って新しい映像に変えてもらえたらなと思っています」
――今までにタイ人選手との対戦は。
「デビュー前にタイで2分3Rの8オンスのグローブでやっていますが、ちゃんとしたプロルールでやったことはないので、今回が初めてです」
――相手の印象は。
「映像を見ると打ち方が自分と自分と似ていると思うのですが、相手のパンチに合わせて蹴りを出して、一回尻餅をつかせたいと思います。どんな技でもいいんですが、もう6戦目ですので、ちょっと差をつけたところを見せたいです」
――ムエタイの印象は。
「ムエタイは蹴り主体で首相撲のイメージですが、組んでからのスキルがすごいなと思っています。相手がタイ人と聞いた時、首相撲が多くて蹴りもこかしもすごいんだろうなーと思っていたのですが、日本人選手よりも蹴りが少ないというのを見て、普段通り闘えばいいのかなと思っています。タイの女の子の試合はよく見るのですが、日本人や韓国人の選手のほうが気持ちは強いのかなと思うので、タイ人女性の選手には今のところそんなに強いというイメージはありません」
――ヒジありのムエタイルールで闘いたい気持ちはありますか。
「あります。ラジャとかルンピニー(ムエタイの二大殿堂と言われるスタジアム)には上がれないんですけど、ヒジありルールでいつかトップとって闘えるようになって、MAX Muay Thaiとか女子のムエタイで出られる代表的なところに引退するまでに出てみたいですね」
――今回の相手は美女ですが。
「会長から最初に『相手は美女だよ』って聞いた時、自分からジムの人に『美女対決になるね!』って言っちゃいました。でも攻撃でもルックスでも勝ってると思うので、大丈夫です!(笑)」
――どんな作戦でいきますか。
「蹴りを使うこと、距離を取ること、あとステップですね。気持ちはそんなに強くない選手だと思うので、勢いで圧倒してダウンが取れたらなと思います」
――最近、試合中に鼻血が多いようですが。
「お医者さんに行ったんですが、鼻の中が曲がってるので、次戦も鼻血を出しながらがんばります」
――10月の大会ではJ-GIRLSピン級王者・MIREY選手に勝ちましたが、自信につがりましたか。
「MIREY選手に勝ったことよりも自分がいい動きができたことが自信になったので、あとはもう一つ自信をつけるためにもいい勝ち方をして、来年はタイトルに絡んだ試合を組んでもらえたらなと思います。誰がどう見てもすごい圧倒しているというシーンをつくらなくては、今後上に行くにはきついかなと思うので、しっかり見せ場というものをつくりたいですね」
――MXテレビのCMなどで知名度は上がってきていると思いますが。
「キックとは全然関係ないところでも声をかけていただけるようになったので、そこを実力で返していけたらと思います」
文・写真/神田勲