11月1日~7日は「低GI週間」です【佐久間編集長コラム「週刊VITUP!」第88回】

VITUP!読者の皆様、こんにちは。日曜日のひととき、いかがお過ごしでしょうか?  11月になり、今年も残りわずかとなりました。11月といえば昨年もこの時期に取り上げた「いい○○の日」多すぎ問題。今年も11(いい)にちなんだ記念日が生まれたことはご存知でしょうか?

11月1日が「低GIの日」と、日本記念日協会より正式に認定されました。GIとは食品に含まれる糖質の吸収度合いを示す「Glycemic Index(グリセミック・インデックス)」のこと。GI値の低い「低GI」の食品を食べることで、肥満やメタボリックシンドロームの予防や改善につながるという考えから、その認知度の向上と理解を深めてもらうことを目的に、記念日として定めたそうです。

11月1日になった理由は、体にいい(11)指標(Index)。11とIで11月1日になりました。11月1日をシンボリックな日とし、この日からの1週間を「低GI週間」として、「この期間に低GIの食材を中心とした食生活にトライしてほしい」と、日本Glycemic Index協会は発表しています。

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GI値が高い、低いと言われてもなかなかピンとこない人も多いと思います。GI値は、食後2時間までの血糖値の測定結果を用いて算出され、70以上を「高GI」、55以下を「低GI」(56~69は中GI)と区分しています。GI値が低いほど血糖値が穏やかに上昇するため太りにくく、肥満や糖尿病の予防・改善に良いと考えられているのです。

では具体的に何が低GI食品なのか紹介しましょう。まずは豆乳や牛乳、ヨーグルトといった乳製品、大豆やインゲン豆といった豆類も低GIです。フルーツではリンゴ、イチゴ、オレンジなどがあげられます。こうして名前を列挙すると、確かに体に良さそうな食材ばかりです。炭水化物は白米やパンなどGI値の高いものが多いのですが、玄米やそばは比較的GI値は低めになっています。

現代人は食生活が乱れがちと言われます。私も仕事柄、夕飯を食べる時間が深夜12時を回ることも頻繁にあります。食後、就寝までにあまり時間をあけられないこともあるため、基本的に夜はGI値の高い炭水化物は摂らないようにしています。

ただし、間違ってはいけないのは、GI値の高い食品が悪いわけではないということ。むしろ、運動をする前に食べる食品としては、GI値の高い食品のほうがエネルギーに変わりやすため、効果的です。GI値の高い食品といえばご飯やバナナ。スポーツ選手が競技の合間に捕食としておにぎりやバナナを食べるのは、GI値が高く、エネルギーに変わるのが早いからなのです。

「低GI週間」だからと言って、低GI食品ばかり摂取していたら栄養が偏る恐れがあります。運動をしている、していない、あるいは摂取するタイミングによっても、高GI食品と低GI食品の有効性は変わってくるということは理解しておいたほうがいいでしょう。ちなみに個人的には、好きなものを美味しく食べるのが一番だと思っています。体重のコントロールは運動で!

 

 

佐久間一彦(さくま・かずひこ)
1975年8月27日、神奈川県出身。学生時代はレスリング選手として活躍し、全日本大学選手権準優勝などの実績を残す。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年~2010年まで「週刊プロレス」の編集長を務める。2010年にライトハウスに入社。スポーツジャーナリストとして数多くのプロスポーツ選手、オリンピアンの取材を手がける。