今年の11月29日(金)は「いい筋肉の日」です。
もともと“29日金曜日”が「筋肉を考える日」とされているのですが、今年の11月29日は金曜日なので、“11(いい)の金(筋)29(肉)”となるのです。
それにちなみ、「青汁」などでおなじみのキューサイが、全国に住む20代~50代の女性600名を対象に、筋肉とタンパク質に関する意識調査を実施しました。今回の調査では筋肉に関するイメージや、筋肉づくりのための運動習慣、筋肉に欠かせない「タンパク質」摂取への意識を調査しています。
Ⅰ.筋肉の“イメージ”は「マッチョ」が断トツ
◇「マッチョ」が73%のトップ
『筋肉のイメージ』という質問については、「マッチョ」が73%と断トツでトップ、続いて2位「健康」(33.7%)、3位「ボディメイク」(23.3%)という結果になりました。
◇筋肉でイメージする有名人 1位「武田真治」、2位「なかやまきんに君」
『筋肉でイメージする有名人』は、1位「武田真治」(62.7%)、2位「なかやまきんに君」(56.8%)、3位「春日俊彰」(42.2%)という結果となりました。肉体がたくましい人、筋肉美を誇る人が多く挙がり、やはり筋肉=マッチョというイメージが強いことがわかりました。
Ⅱ.筋肉ブームと言われる一方、じつは筋肉を増やすための運動をしている人は30%程度
『過去2年の間に、筋肉を増やすために何らかの運動を行なったか』を聞いたところ、行なったと答えた人は28.8%でした。筋肉ブームといわれる昨今ですが、実際に筋肉を増やすための運動をしている人はそこまで多くないということが明らかになりました。
◇「運動を継続している人」は、約70%が効果を感じている
しかし、「運動を継続している人」に対して「何らかの効果を感じたか」と聞くと、「効果を感じた」と答えた人は約70%と高い結果となりました。“継続は力なり”という言葉もありますが、続けた人はしっかりと効果を感じているということが伺えました。
Ⅲ.筋トレの効果は「身体が引き締まった」を抜き、「心への効果があった」がトップに
◇1位 「心への効果があった」、2位 「身体が引き締まった」、3位 「筋肉量が増えた」
『筋肉を増やすための運動により、どのような効果を感じたか』という質問に対しては、1位 は「心への効果があった」(58.3%)。それに続いて2位は 「身体が引き締まった」(55.8%)、3位は 「筋肉量が増えた」(38.3%)となりました。
心への効果については「ストレスを感じにくくなった」「充足感を得るようになった」と感じている人が多く、筋肉を増やすための運動は身体に対してだけでなく、「心」への効果も高いことが浮き彫りになりました。
Ⅳ.運動を継続している人の3人に2人が、タンパク質を意識して摂っている
『筋肉づくりに欠かせない「タンパク質」を普段の食事で意識して摂るようにしているか』を聞いたところ、運動を継続している人の約70%が「意識して摂るようにしている」と回答しました。
◇「植物性も動物性もどちらも摂る」と答えた人は、全体と比較して約2倍
『タンパク質を摂る際にどの食品から摂るようにしているか』という質問に対しては、運動を継続している人は全体と比べて「特に意識していない」と答えた人の割合が大きく減少したほか、「植物性も動物性も、どちらのタンパク質も積極的に摂るようにしている」と答えた人が下のグラフが示す通り17.3%⇒33.9%と約2倍という結果となりました。
このことから、継続的に運動をしている人はタンパク質を摂るだけでなく、タンパク質の“種類”や“摂り方”も意識しており、植物性タンパク質と動物性タンパク質のどちらも積極的に摂っていることがわかりました。
監修コメント:花房 火月先生(医療法人社団清優会 理事長)
『タンパク質の摂取は筋肉だけでなく肌・爪・髪などの美容にも寄与します。
植物性・動物性タンパク質を同時に摂る“ダブルタンパク”を心掛けましょう』
今回の調査結果では、筋肉量を増やすことを目的に運動した方の多くが、身体や顔が引き締まったことや痩せた・痩せやすくなったことを実感しています。筋肉量を増やすことは、健康だけでなく肌や髪などの美容にも大きく寄与します。筋肉量が増加することで、全身の血流が良くなり代謝が高まるため、肌の血色やつやが改善され、髪は地肌の血行が良くなることで、美しい髪を作る土台が形成されます。
さらに今回の調査結果では、運動により心の充足感を得た方が多いことも印象的です。筋肉量を増やすことで肌や髪のハリが出て美しさが高まれば気分も高まるため、それが結果的に心の充足感にもつながったといえるのではないでしょうか。
筋肉量を増やすためには、日常生活の中で、タンパク質を積極的に摂取することが大切です。今回の調査では、全体と比べて運動を継続している人の多くが、タンパク質を摂取する際「どの食品からタンパク質を摂取するか」を意識し、また「植物性と動物性のタンパク質のどちらも積極的に摂るようにしている」方が多いことがわかりました。このように、タンパク質の摂取は、植物性タンパク質と動物性タンパク質をバランス良く摂取する「ダブルタンパク」が効果的です。
ホエイタンパク質(動物性タンパク質)は筋肉合成を高め、大豆タンパク質(植物性タンパク質)は筋肉減少を抑制することが研究で確認されており、両方を同時に摂ることで相乗効果が期待できます。男性よりも加齢による筋肉減少率が高いといわれる女性にとって、「ダブルタンパク」は効率的な筋肉づくりのカギと言えるでしょう。
花房火月(はなふさ・ひづき)
医療法人社団清優会 理事長
三鷹はなふさ皮膚科、新座はなふさ皮膚科、国分寺駅前はなふさ皮膚科、久我山はなふさ皮膚科、志木はなふさ皮膚科。
東京大学医学部医学科卒業後、癌研有明病院や東京大学医学部附属病院、NTT関東病院などでの研修を経て、2011年に三鷹はなふさ皮膚科を開設。その後、新座、国分寺、久我山、志木にも開院。一般的な皮膚疾患から難治性の皮膚疾患、さらにシミ・シワなどの美容皮膚科分野まで取り組む。傷痕が目立たない皮膚外科手術にも定評あり。2015年、ジャパンタイムズ紙による「アジアの次世代リーダー100人(100Next-Era Leaders IN ASIA2015-2016)」に選出される。
<調査概要>
・調査対象:全国の20代~50代の女性
・サンプル数:600名
・実施期間:2019年10月16日(水)~10月17日(木)
・調査方法:インターネットリサーチ
【キューサイ調べ】