M-1王者・ミルクボーイ駒場はボディビルの素質も一流!?




漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2019」(12月22日放送)で歴代最高得点を弾き出し、第15回王者に輝いたミルクボーイ。一躍時の人となった同コンビの駒場孝さん(33歳)ですが、漫才だけでなくスーツ姿からも一目でわかるマッチョボディでも注目されています。

じつは駒場さんにはボディビルダーやトレーナーとしての実績もあります。2018年には大阪市オープン・クラシックボディビル選手権で優勝、また、大阪クラス別ボディビル選手権で2017&2018年に5位という成績を収めています。

もともと筋肉にこだわりを持っていた駒場さんですが、大阪の名門ジム「ジャングルジムスポーツ」に入会すると、その体はさらにバルクアップしていったそうです。その後は同ジムのトレーナーも務めています。

同ジムの小川淳会長に話を聞いてみました。

「骨格や筋肉の丸み、質感がすごくいいんですよ。トップビルダーとしての素質を持っていると思います」

――では漫才だけでなく、ボディビルダーとしても頂点に立てるかもしれませんね。

「昨年の大阪市オープン・クラシックボディビル選手権では175cm以下級で優勝していますからね。独特のこだわりも持っています。言われたことを何も考えず、そのままやるだけの選手も多いのですが、彼は教えたトレーニングの原理・原則を自分できちんと理解して実践するタイプですね。うちは少し特殊なトレーニングで、ヘビーデューティートレーニングという方法なんですが」

――具体的には、どのような方法ですか?

「ボディビルダーのマイク・メンツァーがアーサー・ジョーンズ博士(ノーチラスマシンの生みの親)の理論を発展させて考案した高強度のトレーニング法です。一つの部位につき1セットしかできない高強度でトレーニングを行ないます。心理学的なアプローチも重要なトレーニングで、精神力の強さが求められます」

――トレーナーとしての評判はどうでしたか?

「いいですよ。わからないことがあっても、次の時までにきちんと調べて教えたりもしていたようです。とても生真面目なところがあります」

――誠実なんですね。

「ボディビルでもセルフイメージをしっかりと持って自分を高めていました。漫才の世界でも、同じように少しずつ地道に自分を高めていったような気がします。それがようやく花咲いたんじゃないでしょうか」

――これでボディビルからは離れてしまうんでしょうか。

「ボディビルはライフワークとしてやりたいと言っていました。お笑いでトップを目指して欲しいですが、彼なら並行して自分の体も高めていくことができるんじゃないでしょうか。これからも応援しています」

2020年からは、お笑い界のスターとして人気者になっていくのは確実。でも、一流の素質を秘めている駒場さんには、ぜひトレーニング界もにぎわせてもらいたいですね。